優勝争いのサンデーバックナインをウェッジでパター!?それでもストロークゲインドパッティングは・・・
2015年7月16日(木)午後8:34
米男子ツアー「ザ・グリーンブライヤー・クラシック」最終日に珍事件が起きた。
プレーオフの末、2タイで終えたロバート・ストレブ(米)がバック9をパター無しで優勝争いを戦ったのだ。
というのも、9番パー4でバーディパットを外したストレブは怒ってパターを投げ捨て、壊してしまう。
「フェースのエッジが最も真っすぐなクラブを選んだ結果が56度のウェッジだった」というストレブは、パターを失った残り9ホールをウェッジでパッティングしたのだ。
【ウェッジでパッティングするロバート・ストレブ(写真提供:Getty Images)】
10番パー4ではベタピンにつけタップインバーディを奪うと、11番パー4では約1.2mをサンドウェッジでバーディパットを決める。 12番パー5での約1.4mのパーパットを、13番パー4では8m近いバーディパットをウェッジで決め、トータル12アンダーまでスコアを伸ばす。14番、15番をパーとした後、16番パー4でも約3mのバーディを決めて13アンダーに。
優勝争いの中、ウェッジでパターすることはそう簡単なことではないはず。
17番パー5では短いパーパットを外してしまう。このホールを3パットとしたストレブはトータル12アンダーへ後退。
そして迎えた最終18番パー3。バーディチャンスにつけたストレブは1.5mのバーディパットを見事に沈めてプレーオフへ。
9番ホール以降にサンドウェッジでパッティングを続けたストレブはバックナインを14パットで32、4アンダーで回った。プレーオフでは惜しくも敗れたものの、最終ラウンドは5アンダーの65という好スコアをマーク。
最終日のストロークゲインドパッティング(パッティングのスコア貢献度)はなんと2.171で12位と、パターを使わなかった最終日のラウンドが4日間で最も良い結果となりました。
ホールアウト後にインタビューに応じたストレブは「パターの替わりにサンドウェッジを使ったが、思ったより良い結果が出せた。フェースのエッジが最も真っすぐなクラブを選んだ結果が56度のウェッジで、あとはボールの真ん中に当てることだけを心掛けた。17番ホール以外ではよく転がってくれたと思う。最近はあまり良いスコアを出すことが出来ていなかったので、全英に向けてこの調子が続くと良い。」とこの日のラウンドを振り返った。
7月6日放送 ゴルフセントラルより
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