激闘のプレジデンツ杯 ベ・サンムンは悔しい幕切れも「最高の1週間だった」
2015年8月2日(日)午前11:51
現地時間11日に幕を閉じたザ・プレジデンツカップ。圧倒的に米国チーム有利と見られた4日間の戦いは思いもよらぬ大接戦となった。注目の初日は大方の予想通り米国チームが大きくリード。しかし、2日目に反撃を開始したインターナショナルチームが1ポイント差まで迫ると、3日目は全く互角の展開。勝敗の行方は最終日の最終マッチ、最終ホールまでもつれ込む。
祖国とチームの期待を背負ったベ・サンムンは、ビル・ハースを相手に1ダウンで迎えた最終18番。3打目のアプローチで痛恨のミスを犯し、膝から崩れ落ちる。直接チップインで英雄とはなれず、米国チームに決勝の1ポイントを献上してしまった。
(写真提供:Getty Images)
韓国で兵役任務に就くため、今大会から2年間は競技を離れることが決まっていたベ・サンムン。インターナショナルチーム8大会ぶりの勝利、地元ファンからの大きな期待など計り知れないプレッシャーを振り返りながら、その胸の内を次のように明かしている。
ベ・サンムン
「(勝敗の行方が、あなたとビル・ハースの対決にかかっていることに、どの時点で気づきましたか?)16番ホールで知って、プレッシャーを感じた。チップショットをしくじったのもそのせいだが、仕方がない。自分のゴルフを続けるだけ」
「(週末の間、相当なプレッシャーだったでしょうが、祖国で行なわれたプレジデンツカップにどんな思いでいますか?)とても意義深いイベントで、韓国では大きな注目を集めた。精一杯頑張ったし、韓国のファンたちとチームメンバーに感謝している。本当に最高の1週間だった」
ニック・プライス(インターナショナルチーム主将)
「プレジデンツカップに必要だった筋書きになった。チームを誇りに思う。世界8カ国、6つの言葉を話すメンバー12人が、月曜日に初めて一同に会して以来、絆が深まった。木曜日の初日にもう少しポイントを稼いでいたら、もっと有利な展開になっていたかも知れない。でも、素晴らしいチームを率いることができて光栄。メンバー全員がやるべきことをやってくれた」
「私だけでなく皆がベ・サンムンを気の毒に思っている。彼の18番ホ?ルのあのショットだけが、私達が敗れた原因ではない。初日からの様々なミスが積み重なった結果だと受け止めている。ベ・サンムンは今日の敗北を引きずらず、今週の素晴らしい経験を励みに頑張って欲しいと思う」
LIVE FROM プレジデンツ杯 総集編より
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