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海外男子

タイガー、大逆転勝利! 日本勢は敗退

2008年2月21日(木)午後0:15

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 世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が、1回戦負けのピンチを猛烈な巻き返しで脱した。

 WGCの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権は現地時間20日、アリゾナ州ツーソンのザ・ギャラリー at ドーブ・マウンテンで1回戦を行い、世界のトッププレーヤー64人が激突した。大本命のタイガーはJ.B.ホルムズ(米)と対戦。ところが、予想に反して、苦しい展開を余儀なくされた。

 1番でティーショットを砂漠に打ち込んだタイガーはこのホールを落とし、1ダウンからのスタート。さらに好調のホルムズに3番、5番でバーディを奪われ、一気に3ダウンとなった。6番と8番でバーディを獲り、一時は1ダウンまで盛り返す。だが、9番でボギーを叩き、タイガーは2ダウンでバックナインに突入した。13番もボギーとし、3ダウンで残り5ホール。絶体絶命のピンチに追い込まれた。しかし、03年、04年に大会連覇を達成した男は決してあきらめない。

 14番で4.5メートルのバーディパットを沈め、タイガーはここから猛攻撃を開始。5.5メートル、6メートルのパットを決め、3連続バーディでオールスクエアに追いつき、拳を天に突き上げた。圧巻は17番パー5。ラフから3Wで2オンさせると、長いイーグルパットを鮮やかにぶち込んだ。この日初めてリードし、18番は互いにパー。タイガーが1アップで勝利を収め、見事な逆転劇は幕を閉じた。

「3ダウンになった時、まだ勝つチャンスはあると自分に言い聞かせた。徐々に良くなってきて、突然すべてがかみ合ったんだ」と、白い歯を見せたタイガー。対照的に、がっくりと肩を落としたホルムズは「世界最高の選手を相手に残り5ホールで3アップした時、自分に言ったんだ。『バカなことをして相手に勝たせるんじゃないぞ』って。でも、やられてしまった」と口にするのがやっとだった。

 番狂わせは世界ランク4位で大会直前に参戦を決めたアーニー・エルス(南ア)が、ジョナサン・バード(米)に6アンド5の大差で敗戦を喫したこと。その対戦以外では、フィル・ミケルソン(米)がパット・ペレズ(米)に1アップで勝つなど、主なプレーヤーは2回戦に駒を進めている。

 日本勢は片山晋呉がトレバー・イメルマン(南ア)に1アップで勝利を許し、谷口徹もウッディ・オースティン(米)に6アンド5の大差で敗れ、いずれも1回戦で姿を消した。

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