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海外男子

石川トップ10浮上! 池田は痛恨のダボで足踏み

2011年8月6日(土)午前9:38

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 今季未勝利の石川遼が好調なプレーで順位を上げる一方、前週の国内ツアー、サン・クロレラ クラシックの優勝を引っさげアメリカに乗り込んだ大会ホストプロの池田勇太は、苦しいゴルフを強いられた。

 現地時間5日、世界の強豪が一堂に会す米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待は、オハイオ州のファイアーストーンCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日13位タイにつけた石川遼が1イーグル、2バーディ、2ボギーの2アンダー68で回り、通算5アンダーまでスコアを伸ばして首位タイグループに3打差の10位タイに浮上した。

 この日インスタートの石川は13番でティーショットを曲げると、その後バンカーからの寄せワンにも失敗してボギーが先行。しかし忍耐強くスコアカード通りのプレーを続け、18番ではティーショットを左の林に打ち込みながら、カラーからのロングパットを沈めてパーをセーブ。その我慢のゴルフが報われたのが、ハーフターンした直後の2番パー5。ティーショット、セカンドショットともにラフにつかまりながら、第3打が直接カップに吸い込まれラッキーなイーグルを奪取。続く3番もピンに絡めてバーディを奪うと、4番ボギーのあと6番で長いバーディパットを沈め、上位が伸び悩む中で2日連続60台にスコアをまとめ好位置をキープした。

「前半、ショットは悪くなかったけれどグリーン上が決まらなかった。でもそれを気にせず気持ちを切り替えたことが後半のラッキーに繋がった」と冷静に戦況を分析した石川。残り2日、課題に挙げたのはズバリ、ドライバー。林で区切られた狭いフェアウェイをキープすることが生き残りの条件となりそうだ。

 もう1人の日本勢、池田勇太は初日に引き続きパットが決まらず2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー72とスコアを落とし、通算6オーバーで前日と変わらず72位タイにとどまった。ショットの内容は悪くないのだが、とにかくパットが決まらない。「1つでも入っていてくれたら…」と本人も悔しがるが、昨年「硬くて速い」というイメージのあったグリーンが今年は「ウェットでスロー。イメージのギャップがあるのかもしれない」と打ち明ける。

 終盤の17番でパーパット決め切れなかったことが最終18番の「気持ちの整理がつかずに放った」ティーショットに繋がり、左の林につかまって2打目を木の枝に当ててラフ。3打差目がグリーン右のラフにつかまり、寄らず入らずのダブルボギーでのフィニッシュが何とも痛かった。

 そんなラウンドを振り返り「明日は神様が微笑んでくれるといいと思いますけど」と苦笑した池田。幸い予選落ちはなく明日は失うもののない気楽な状態で再スタートを切れる。この状況からどこまで巻き返せるかが本当の勝負だ。

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