米ツアー初Vに期待がかかる松山、笑顔で結果を求める石川
2013年10月17日(木)午前11:49
米ツアー常駐早々の初Vを目論む松山英樹に注目が集まっている。
米男子ツアー2013-14シーズンの開幕戦、フライズ・ドットコム・オープンでいきなり3位タイに入った松山は、現地時間17日から開催される同ツアー今季第2戦のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州TPCサマリン)に続けて出場。ザック・ジョンソン(米)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、ウェブ・シンプソン(米)、デービス・ラブIII(米)らのメジャー王者や、昨シーズン終盤に好成績を残したグラハム・デラート(カナダ)、前週優勝のジミー・ウォーカー(米)ら好調な面々も揃う中、優勝候補の一人として公式ウェブサイトでも取り上げられている。
「プレジデンツカップのメンバーで優勝候補の一人。先週3位タイに入り勢いがある」「ショットメーカーで、今週優勝する可能性もある」などと評されているが、松山本人は相変わらずのマイペース。それが強さの秘密なだけに期待できそうだ。
一方、先週は松山より1つ良いスコアで最終日を迎えながら21位タイと悔しい結果に終わった石川遼も、手応えを感じている。
約1か月後のワールドカップ(現地時間11月21?24日/豪、ロイヤル・メルボルンGC)でも、谷原秀人と共に日本代表としてプレーすることが発表されたばかり。米ツアー初優勝を狙うのはもちろんだが、コンスタントに上位に入って現在154位の世界ランクを、フィールドの薄い年内に50位以内に押し上げて、マスターズ出場を自力で勝ち取る目論みもある。いずれにしても、苦しんだ2013年のスタートとは違う明るい表情が目立つだけに、これからが楽しみだ。
史上初めて前シーズンと同年に新シーズンを開幕させた同ツアー。しばらくの間はランキング上位勢の出場が少なく、松山と石川以外の面々の思惑も早いうちに稼ごうと必死なだけに、戦いは熾烈なものになるに違いない。だが、松山と石川は今週開催されている母国のナショナルオープン(日本オープンゴルフ選手権競技)を欠場してまで米ツアーにかけている。それほど高いモチベーションが結果に結びつけば最高だ。