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シーズン3勝、世界2位 圧巻の強さを見せた2017年の松山英樹

2017年12月31日(日)午前10:50

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 松山英樹の2017-18シーズンは大きな飛躍の1年となった。今季3勝、レギュラーシーズンをフェデックスランキングNo.1で駆け抜けるなど別格の強さを見せ、世界ランキングでも日本勢最上位の2位を記録した松山の1年を振り返る。

 特に圧巻だったのは序盤戦。シーズン初戦のCIMBクラシックでいきなり単独2位に入った松山は、翌週のWGC-HSBCチャンピオンズで大会2日目に首位に立つと、それ以降は後続に影すら踏ませない完璧なラウンドを見せて最終的には7ストロークの大差で優勝。日本人、ましてやアジア人による世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ制覇は初の快挙となる。

 その後、非公式競技ながらヒーローワールドチャレンジで強豪選手を押しのけてトロフィを掲げると、年明けのSBS トーナメント オブ チャンピオンズでは単独2位。この間、4戦に出場して優勝2回、次点2回。まさに別格の強さを見せつけた。

 2月のウェイストマネージメント フェニックスオープンではウェブ・シンプソン(米)とのプレーオフを制して大会連覇でシーズン2勝目。その後、勝利から一度遠ざかったが、着実にポイントを稼ぎながらランキング3位以内をキープした。

 全米オープンゴルフ選手権では自身メジャー最高位の2位タイでフィニッシュ。そして6月18日付のワールドランキングで、ついに日本勢未踏の世界2位に浮上する。

 8月のWGC-ブリヂストンインビテーショナルでは最終日に9アンダー「61」と爆発して、次点のザック・ジョンソン(米)に5打差をつけて今季3勝目。フェデックスランキング1位を確固たるものにして、そのままトップでポイントレースを駆け抜け、プレーオフシリーズに突入する。

 しかし、プレーオフシリーズの全4戦では、調子を落とし、初の日本人年間王者の誕生には至らず。「(8月以降は)自分のゴルフの状態がすべてにおいて最悪だった」と振り返ったが松山だったが「その中でもちょっとずつ良くなっているので、来年のオーガスタに向けて良い兆しが見えてきていると思うから楽しみ」と復調の気配を見せる。

 今年も様々な“日本勢初”を達成した松山。来年はどんな夢を日本のゴルフファンに届けてくれるのだろうか。

(写真提供:Getty Images)

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