海外男子
タイガー、首位を死守! Y・E・ヤン猛追!
2009年8月16日(日)午前11:36
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タイガー・ウッズ(米)がかろうじてポールポジションを守り切った。
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、第91回 全米プロゴルフ選手権はミネソタ州ハゼルティン・ナショナルGCを舞台に現地時間の15日、第3ラウンドの競技を終了。苦しみながら1つスコアを伸ばしたタイガーが通算8アンダーとし、後続に2打差をつけ単独トップで最終日を迎えることになった。
2打差の2位タイにこの日のベストスコア5アンダー67をマークしたY・E・ヤン(韓)とディフェンディング・チャンピオンのパドレイ・ハリントン(アイルランド)が続き、通算5アンダー4位タイに全米オープンチャンピオンのルーカス・グローバー(米)とヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がつけている。また初日大きく出遅れていたアーニー・エルス(南ア)が2日目、3日目と好プレーを連発。通算3アンダー6位タイと久々にメジャーの舞台で優勝争いに帰って来た。
しかしこの日タイガーと最終組を回ったビジェイ・シン(フィジー)はパットに苦しみスコアを3つ落とし、通算イーブンパー18位タイに後退。乳がんで闘病中の妻エイミーさんに優勝を捧げたいフィル・ミケルソン(米)も4オーバー76を叩き、石川遼らと並び通算8オーバー70位タイに順位を落とした。
前日後続に4打差をつけ独走態勢に入ったタイガーだったが、ムービングデーは我慢のゴルフを強いられた。出だし直後の2番で残り158ヤードをピンそばにぴたりとつけバーディを奪った後は、じりじりするような展開。4番では短いパーパットがカップに蹴られボギーを叩き、そこからチャンスに決めきれず13番までスコアカード通りのプレーが続く。前日3連続バーディの口火を切ったワンオン可能な14番パー4で、ティーショットをグリーン奥のラフに運び、そこからアプローチが強く入り過ぎてカラーまでボールが転がったが、第3打を気迫でねじ込みガッツポーズを見せたのが唯一の盛り上がりで、あとはパープレーのまま静かにホールアウトした。結局2バーディ、1ボギーの1アンダー71と平凡なスコアだったが、後続の追い上げも今ひとつでタイガーが2ストロークのリードを守ることに。
これまでメジャー大会で54ホールを終え首位に立ったときのタイガーの勝率は100パーセント。いよいよ今大会5勝目、メジャー通算15勝目、3週連続優勝の瞬間が近づいて来たが、最終日最終組で回るヤンは3年前のHSBCチャンピオンズでタイガーを逆転し、優勝した経験を持っている。「ゴルフだから何が起きるかわからない。あのときの経験はきっと今回、生きてくるはず」とヤンは逆転Vに望みをつなぐ。果たしてタイガーが期待通り逃げ切って今季メジャー初優勝を飾るのか? それともヤン、エルスらの逆転があるのか? 今季メジャー最終戦は最終日、さらにヒートアップしそうな様相だ。
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、第91回 全米プロゴルフ選手権はミネソタ州ハゼルティン・ナショナルGCを舞台に現地時間の15日、第3ラウンドの競技を終了。苦しみながら1つスコアを伸ばしたタイガーが通算8アンダーとし、後続に2打差をつけ単独トップで最終日を迎えることになった。
2打差の2位タイにこの日のベストスコア5アンダー67をマークしたY・E・ヤン(韓)とディフェンディング・チャンピオンのパドレイ・ハリントン(アイルランド)が続き、通算5アンダー4位タイに全米オープンチャンピオンのルーカス・グローバー(米)とヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がつけている。また初日大きく出遅れていたアーニー・エルス(南ア)が2日目、3日目と好プレーを連発。通算3アンダー6位タイと久々にメジャーの舞台で優勝争いに帰って来た。
しかしこの日タイガーと最終組を回ったビジェイ・シン(フィジー)はパットに苦しみスコアを3つ落とし、通算イーブンパー18位タイに後退。乳がんで闘病中の妻エイミーさんに優勝を捧げたいフィル・ミケルソン(米)も4オーバー76を叩き、石川遼らと並び通算8オーバー70位タイに順位を落とした。
前日後続に4打差をつけ独走態勢に入ったタイガーだったが、ムービングデーは我慢のゴルフを強いられた。出だし直後の2番で残り158ヤードをピンそばにぴたりとつけバーディを奪った後は、じりじりするような展開。4番では短いパーパットがカップに蹴られボギーを叩き、そこからチャンスに決めきれず13番までスコアカード通りのプレーが続く。前日3連続バーディの口火を切ったワンオン可能な14番パー4で、ティーショットをグリーン奥のラフに運び、そこからアプローチが強く入り過ぎてカラーまでボールが転がったが、第3打を気迫でねじ込みガッツポーズを見せたのが唯一の盛り上がりで、あとはパープレーのまま静かにホールアウトした。結局2バーディ、1ボギーの1アンダー71と平凡なスコアだったが、後続の追い上げも今ひとつでタイガーが2ストロークのリードを守ることに。
これまでメジャー大会で54ホールを終え首位に立ったときのタイガーの勝率は100パーセント。いよいよ今大会5勝目、メジャー通算15勝目、3週連続優勝の瞬間が近づいて来たが、最終日最終組で回るヤンは3年前のHSBCチャンピオンズでタイガーを逆転し、優勝した経験を持っている。「ゴルフだから何が起きるかわからない。あのときの経験はきっと今回、生きてくるはず」とヤンは逆転Vに望みをつなぐ。果たしてタイガーが期待通り逃げ切って今季メジャー初優勝を飾るのか? それともヤン、エルスらの逆転があるのか? 今季メジャー最終戦は最終日、さらにヒートアップしそうな様相だ。