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L.オチョア、感動のメジャー初制覇!
2007年8月6日(月)午前0:00
ゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドCの18番の大きなグリーンで、50センチのウイニングパットがカップに沈む。拾い上げたオチョアは一瞬、感無量の表情を見せたが、我に返ると両手でガッツポーズ。大観衆が讃えたメジャー初優勝の瞬間だ。
同地で始めて開催された歴史的なトーナメント、米ツアーの全英リコー女子オープンゴルフ選手権最終ラウンド(現地時間5日、スコットランド)に、6打差単独首位で突入したオチョアは、雨と寒さの中、終始、落ち着いたプレーで世界No.1の貫禄を見せた。
だが、大詰めの17番。ホテル越えとなるパー5で試練が待っていた。ティーグランドから右に見えるホテルを越えて打っていくホールだが、ホテルの敷地内に打ち込めばOBが待っている。これまで何度も全英オープンの舞台で男子のトッププレーヤーが涙を飲んだ魔のホールだ。この時点で後続に5打差。余裕のあったオチョアだが、メジャーの舞台では勝利を目前にしながら、最後に泣いた悪夢が頭をよぎる。
安全策をとり、ティーショットは左に逃げたがラフに打ち込み、ウッドを持った第2打もポットバンカーへ。グリーン方向には垂直な壁が立ちはだかるため、そちらは狙えない。仕方なく左に出すだけとなり、深いラフから4打目を打たなければならなくなった。
プレッシャーのかかる場面での大ピンチ。だが、経験を積んだオチョアは冷静だった。難しいショットをピンの横5メートルにキッチリ乗せ、2パットのボギー。通算5アンダーにスコアを落としたものの、2位タイに4打差で最終ホールを迎えた。危機を乗り越えた18番のティーショットはフェアウェイへ。第2打を約7メートルにオンさせ、バーディパットこそはずしたものの、パーパットを沈めてついに初のメジャータイトルを手に入れた。
キャディと喜びをわかちあうと、シャンパンを持って飛び出してきた父とも抱擁。満面の笑顔でメジャータイトル獲得の気分を味わった。グリーン周りには宮里藍を始めとするツアー仲間も集まり、オチョアを祝福。実力がありながら、なかなかメジャータイトルが取れなかったオチョアの戦いぶりを知るだけに、誰もが惜しみない拍手を送った。
「大会が始まる前の月曜日からとてもポジティブな気持ちだった。18番でトロフィーを掲げる自分の姿がとてもクリアに見えていた。勝てると思っていた」と、振り返ったオチョア。25歳の若さながら、何度も何度も大舞台で優勝争いを経験してきて、ついに手にしたビッグタイトルの舞台がゴルフの聖地だったことは、くじけることなく練習を続けたオチョアへの大きなご褒美だったに違いない。
通算1アンダー2位タイにリー・ジヨン(韓)とマリア・ヨース(スウェーデン)。通算1オーバー5位タイに朴セリ(韓)が入った。日本勢はメジャー初挑戦の女子大生プロ、佐伯三貴が、この日のベストスコアタイとなる6アンダー67を叩き出し、通算2オーバーで7位タイに食い込む大健闘。不動裕理も通算3オーバー11位タイで、共に来年の出場権を獲得している。
また、上田桃子は通算13オーバー55位タイ。宮里も17番でOB2連発とコースの魔物に魅入られたようなプレーで6オーバー79と崩れ、通算14オーバー58位タイに終わった。
同地で始めて開催された歴史的なトーナメント、米ツアーの全英リコー女子オープンゴルフ選手権最終ラウンド(現地時間5日、スコットランド)に、6打差単独首位で突入したオチョアは、雨と寒さの中、終始、落ち着いたプレーで世界No.1の貫禄を見せた。
だが、大詰めの17番。ホテル越えとなるパー5で試練が待っていた。ティーグランドから右に見えるホテルを越えて打っていくホールだが、ホテルの敷地内に打ち込めばOBが待っている。これまで何度も全英オープンの舞台で男子のトッププレーヤーが涙を飲んだ魔のホールだ。この時点で後続に5打差。余裕のあったオチョアだが、メジャーの舞台では勝利を目前にしながら、最後に泣いた悪夢が頭をよぎる。
安全策をとり、ティーショットは左に逃げたがラフに打ち込み、ウッドを持った第2打もポットバンカーへ。グリーン方向には垂直な壁が立ちはだかるため、そちらは狙えない。仕方なく左に出すだけとなり、深いラフから4打目を打たなければならなくなった。
プレッシャーのかかる場面での大ピンチ。だが、経験を積んだオチョアは冷静だった。難しいショットをピンの横5メートルにキッチリ乗せ、2パットのボギー。通算5アンダーにスコアを落としたものの、2位タイに4打差で最終ホールを迎えた。危機を乗り越えた18番のティーショットはフェアウェイへ。第2打を約7メートルにオンさせ、バーディパットこそはずしたものの、パーパットを沈めてついに初のメジャータイトルを手に入れた。
キャディと喜びをわかちあうと、シャンパンを持って飛び出してきた父とも抱擁。満面の笑顔でメジャータイトル獲得の気分を味わった。グリーン周りには宮里藍を始めとするツアー仲間も集まり、オチョアを祝福。実力がありながら、なかなかメジャータイトルが取れなかったオチョアの戦いぶりを知るだけに、誰もが惜しみない拍手を送った。
「大会が始まる前の月曜日からとてもポジティブな気持ちだった。18番でトロフィーを掲げる自分の姿がとてもクリアに見えていた。勝てると思っていた」と、振り返ったオチョア。25歳の若さながら、何度も何度も大舞台で優勝争いを経験してきて、ついに手にしたビッグタイトルの舞台がゴルフの聖地だったことは、くじけることなく練習を続けたオチョアへの大きなご褒美だったに違いない。
通算1アンダー2位タイにリー・ジヨン(韓)とマリア・ヨース(スウェーデン)。通算1オーバー5位タイに朴セリ(韓)が入った。日本勢はメジャー初挑戦の女子大生プロ、佐伯三貴が、この日のベストスコアタイとなる6アンダー67を叩き出し、通算2オーバーで7位タイに食い込む大健闘。不動裕理も通算3オーバー11位タイで、共に来年の出場権を獲得している。
また、上田桃子は通算13オーバー55位タイ。宮里も17番でOB2連発とコースの魔物に魅入られたようなプレーで6オーバー79と崩れ、通算14オーバー58位タイに終わった。