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ドライバーで引っかけが出始めたらまずはグリップをチェック

2024年12月4日(水)午後1:06

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 ドローヒッターの多くが悩んでいるドライバーでの左へのミス。ドローヒッターというのはもともと球をつかまえているわけですが、それがつかまり過ぎると引っかけが出てしまいます。

 問題は、それをどうやって止めるかということ。いつも左に引っかけているのなら、根本的な修正を試みるべきですが、特に調子が悪いわけではないのにいきなり引っかけが出てしまうと、どうしていいか分からなくなることも。

 そんなときに最初にチェックしてほしいのが、グリップです。

 というのも、球がつかまって当たり前のドローヒッターの場合、少しでもつかまりが悪くなると、「どうしたんだろう?」と悩んでしまいます。その結果、右手をどんどんストロングで握ってしまい(横から握ってしまい)、超フックグリップになって引っかけが出るというパターンが多いからです。

 一般的に、グリップをしたとき右手の親指と人差し指とでできるV字は、右肩を指すようにといわれていますが、グリップが原因で引っかけている人は、そのV字が右肩よりさらに外側を向いているケースがあります。このような形になると、ダウンスイングでクラブがさらにインサイドから入ってくることになるので、引っかけが出るのは当然です。

 これを修正するためには、スクエアに握ってボールを打つ練習をするのがお勧めです。まずは、右手のV字が右肩の内側を指すくらいのグリップにしてボールを打ちましょう。かなり違和感を覚えると思いますが、やり続けることが大事です。

 なお、スクエアで握るとボールがつかまらずに、やや右に出てしまうかもしれませんが、慣れてくるとつかまってくるのでご安心を。スクエアグリップでつかまり出すとスピン量が増え、その分、球筋が安定します。

 グリップというのは、どんなに上手い人でもずれるもの。その日の体調などによって知らず知らずのうちに変わってしまうことがあるので、感覚の部分とは別にして、常に客観的なチェックが必要です。特に、“スイング軌道をつかさどる”といわれる右手のグリップは、念入りに確認しましょう。

 実は、今や世界最強ゴルファーと称されるスコッティ・シェフラーもグリップのチェックは怠らないそうです。彼は、ビギナーがグリップを覚えるのに使うグリップ矯正器具を握ることで、毎日グリップを確認しているといいます。ご存じのようにシェフラーは精密機械のようにボールを運ぶわけですが、ミスショットが少ないのは、このような地味な努力があるからでしょう。

 今回はドローヒッターの引っかけをテーマにレッスンをしましたが、逆のパターンも同じことがいえます。ボールがつかまらないミスが多発する場合は、少しストロングで握って調整してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #113」より(放送・見逃し配信中)

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