海外男子
Y・E・ヤンがメジャー初優勝!! タイガーまさかの逆転負け
2009年8月17日(月)午後1:16
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タイガー・ウッズ(米)の伝説がひとつ失われ、アジア初のメジャー王者が誕生した。
今季最後のメジャー、第91回 全米プロゴルフ選手権(ミネソタ州、ハゼルティン・ナショナルGC)は現地時間16日、最終ラウンドの競技を終了。通算8アンダー単独首位で出たタイガーがメジャー15勝目へ突っ走るかと思われたが、2打差2位タイでスタートしたY・E・ヤン(韓)が食らいつく屈指の好勝負となった。ヤンが3番のバーディで1打差に迫り、タイガーが4番でボギー。その後共にスコアを1つ落とし、通算6アンダーでバックナインに突入した。
明暗を分けたのは互角のまま迎えた352ヤードの短い14番パー4。ティーショットをグリーン手前のラフまで運んだヤンは、20ヤードのアプローチをラインに乗せると直接カップに放り込みイーグル奪取に成功。バーディ止まりのタイガーに1打差をつけ、トーナメントをリードした。最終18番は約3.5メートルのバーディパットを沈め、2アンダー70の通算8アンダーでフィニッシュしメジャー初勝利。力強いガッツポーズを披露した。
前週の世界ランク110位からメジャータイトルを手にしたヤンは、約3年前のHSBCチャンピオンズでもタイガーを相手に逆転優勝した経験があった。自信を持って臨んだのが功を奏して、今回も逆転V。韓国人としてはもちろん、アジア出身の選手として初めてのメジャータイトルをつかみ、感無量の表情を見せた。
一方、第1ラウンドからトップを走っていたタイガーはリーダーボードの最上段を譲り渡すと、気合が空回りし始める。17番ではヤンと共にボギー。過去メジャーで最終ラウンドを首位で迎えたときには100パーセントの勝率を誇り、本人も周囲も圧倒的な有利を信じて臨んだはずだった。だが、18番もボギーで万事休す。3オーバー75の通算5アンダー2位で最終的に3打差をつけられた。タイガーの不敗伝説は崩壊し、2009年はまさかのメジャー未勝利で舞台を去ることになった。
「僕は良いプレーをしたが、Y・Eがもっと良いプレーをした。ターニングポイントは13番。彼がバンカーに入れるピンチを迎えたのに、僕は(バーディ)パットを外してしまった。結局、どちらもパー。そして次のホールでチップインイーグルを奪われた」と、悔しそうに振り返ったタイガー。史上最多のメジャー勝利数を誇るジャック・ニクラウス(米)の18勝まではあと4勝だが、その道のりはやはり易しいものではないようだ。
その他、この日2アンダー70でラウンドしたリー・ウェストウッド(英)とローリー・マッキルロイ(北アイルランド)の2人が通算3アンダー3位タイに入った。4打差逆転を狙った全米オープン王者のルーカス・グローバー(米)は、スコアを2つ落として通算2アンダー単独5位。メジャーの舞台で久々に優勝争いに顔を出したアーニー・エルス(南ア)も2オーバー74と苦しみ、通算1アンダー6位タイで大会を終えた。
また、ヤンと同じ2打差2位タイで出た08年大会覇者のパドレイ・ハリントン(アイルランド)は、6オーバー78を叩き通算イーブンパー10位タイ。石川遼と最終日一緒に回った大会歴代王者のフィル・ミケルソン(米)は、通算12オーバー73位だった。
尚、日本勢は予選通過した2人、石川、藤田寛之が共に通算8オーバー56位タイでコースを後にした。
今季最後のメジャー、第91回 全米プロゴルフ選手権(ミネソタ州、ハゼルティン・ナショナルGC)は現地時間16日、最終ラウンドの競技を終了。通算8アンダー単独首位で出たタイガーがメジャー15勝目へ突っ走るかと思われたが、2打差2位タイでスタートしたY・E・ヤン(韓)が食らいつく屈指の好勝負となった。ヤンが3番のバーディで1打差に迫り、タイガーが4番でボギー。その後共にスコアを1つ落とし、通算6アンダーでバックナインに突入した。
明暗を分けたのは互角のまま迎えた352ヤードの短い14番パー4。ティーショットをグリーン手前のラフまで運んだヤンは、20ヤードのアプローチをラインに乗せると直接カップに放り込みイーグル奪取に成功。バーディ止まりのタイガーに1打差をつけ、トーナメントをリードした。最終18番は約3.5メートルのバーディパットを沈め、2アンダー70の通算8アンダーでフィニッシュしメジャー初勝利。力強いガッツポーズを披露した。
前週の世界ランク110位からメジャータイトルを手にしたヤンは、約3年前のHSBCチャンピオンズでもタイガーを相手に逆転優勝した経験があった。自信を持って臨んだのが功を奏して、今回も逆転V。韓国人としてはもちろん、アジア出身の選手として初めてのメジャータイトルをつかみ、感無量の表情を見せた。
一方、第1ラウンドからトップを走っていたタイガーはリーダーボードの最上段を譲り渡すと、気合が空回りし始める。17番ではヤンと共にボギー。過去メジャーで最終ラウンドを首位で迎えたときには100パーセントの勝率を誇り、本人も周囲も圧倒的な有利を信じて臨んだはずだった。だが、18番もボギーで万事休す。3オーバー75の通算5アンダー2位で最終的に3打差をつけられた。タイガーの不敗伝説は崩壊し、2009年はまさかのメジャー未勝利で舞台を去ることになった。
「僕は良いプレーをしたが、Y・Eがもっと良いプレーをした。ターニングポイントは13番。彼がバンカーに入れるピンチを迎えたのに、僕は(バーディ)パットを外してしまった。結局、どちらもパー。そして次のホールでチップインイーグルを奪われた」と、悔しそうに振り返ったタイガー。史上最多のメジャー勝利数を誇るジャック・ニクラウス(米)の18勝まではあと4勝だが、その道のりはやはり易しいものではないようだ。
その他、この日2アンダー70でラウンドしたリー・ウェストウッド(英)とローリー・マッキルロイ(北アイルランド)の2人が通算3アンダー3位タイに入った。4打差逆転を狙った全米オープン王者のルーカス・グローバー(米)は、スコアを2つ落として通算2アンダー単独5位。メジャーの舞台で久々に優勝争いに顔を出したアーニー・エルス(南ア)も2オーバー74と苦しみ、通算1アンダー6位タイで大会を終えた。
また、ヤンと同じ2打差2位タイで出た08年大会覇者のパドレイ・ハリントン(アイルランド)は、6オーバー78を叩き通算イーブンパー10位タイ。石川遼と最終日一緒に回った大会歴代王者のフィル・ミケルソン(米)は、通算12オーバー73位だった。
尚、日本勢は予選通過した2人、石川、藤田寛之が共に通算8オーバー56位タイでコースを後にした。