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東大ゴルフ部直伝!井上透ツアープロコーチの短時間の練習で上達するメソッド
2018年9月13日(木)午後2:30
成田美寿々、穴井詩、川岸史果など多くのプロやジュニアゴルファー育成に携わっているプロコーチの井上透氏。現在は東京大学ゴルフ部の監督も務めており、就任してわずか10カ月で大学対抗戦ブロック優勝に導いた短期間で効率よく上達する「井上メソッド」が今注目されています。
その井上コーチが、“学業とゴルフを両立させる上達方法”を紹介。今回のテーマは、時間のないサラリーマンゴルファーにもありがたい「効率よくうまくなるための方法」です。
東大ゴルフ部では、年間ハーフを含めて50ラウンド、週2回以上の練習をすることで、卒業までに「70台でラウンドをする」という短期プログラムを組んでいます。このプログラムの背景には、「1万時間の法則」というものがあります。
すると、日本のプロゴルファーがプロテストに合格するまでに平均約11年、また男子プロがシード権を獲得するまでの平均年数も約10年かかることが分かりました。仮に、1日3時間を毎日行った場合、約10年で1万時間に到達する計算です。
しかし、東大ゴルフ部生が在学中の3年間で1万時間の練習量を積むことは不可能です。出来るだけ短い時間で効率よく練習をすることをすすめていますが、その中の1つが「ショートコースをラウンドすること」です。
もちろん、出来ることなら18番ホールを回りたいという気持ちがあると思いますが、仮にショートコースで同じだけの時間を割いてラウンドすれば、グリーン周りからカップインまでを2倍から3倍経験することになり、パーパット、ボギーパットのプレッシャーなどを多く体感することが出来るのです。「100ヤードから2パット以内で収める」という基本的なレベルに到達することが出来れば、ショートコース経験だけでも90台を切ることが出来るでしょう。
その井上コーチが、“学業とゴルフを両立させる上達方法”を紹介。今回のテーマは、時間のないサラリーマンゴルファーにもありがたい「効率よくうまくなるための方法」です。
東大ゴルフ部の練習環境はアマチュアゴルファーと変わらない
まず、東大ゴルフ部の練習環境は、残念ながら立派とは言えません。練習施設はほとんど無く、週1回のトレーニングと週2回の打撃練習を外の練習場を使って行っています。毎日のように十分にボールを打てているわけではないので、「非常に短い練習時間の中で出来るだけ上達したい」という点では、アマチュアゴルファーと同じなわけです。東大ゴルフ部では、年間ハーフを含めて50ラウンド、週2回以上の練習をすることで、卒業までに「70台でラウンドをする」という短期プログラムを組んでいます。このプログラムの背景には、「1万時間の法則」というものがあります。
「1万時間の法則」から考えた効率的な練習方法は「ショートコースをラウンドすること」
「1万時間の法則」とは、フロリダ州立大学のアンダース・エリクソン博士による「何事もプロレベルになるにはおよそ1万時間の練習が必要である」という理論です。この理論を参考に、私はゴルフでも同じことが言えるのではないかと思い研究しました。すると、日本のプロゴルファーがプロテストに合格するまでに平均約11年、また男子プロがシード権を獲得するまでの平均年数も約10年かかることが分かりました。仮に、1日3時間を毎日行った場合、約10年で1万時間に到達する計算です。
しかし、東大ゴルフ部生が在学中の3年間で1万時間の練習量を積むことは不可能です。出来るだけ短い時間で効率よく練習をすることをすすめていますが、その中の1つが「ショートコースをラウンドすること」です。
もちろん、出来ることなら18番ホールを回りたいという気持ちがあると思いますが、仮にショートコースで同じだけの時間を割いてラウンドすれば、グリーン周りからカップインまでを2倍から3倍経験することになり、パーパット、ボギーパットのプレッシャーなどを多く体感することが出来るのです。「100ヤードから2パット以内で収める」という基本的なレベルに到達することが出来れば、ショートコース経験だけでも90台を切ることが出来るでしょう。
物を速く、強く振る“素振り”の重要性
そして、素振りの重要性もポイントになってきます。東大ゴルフ部では、たまにテニスや野球などをやっていた生徒さんも居ますが、ほとんどの学生が運動経験が無い状態で入部してきます。そのため、物を速く振る、強く振る動作を身体に覚えさせることはゴルフの成長には欠かせません。是非、バットでもラケットでも何でも良いので、試してみてください。関連番組
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