松山「71」で54位タイスタート、石川は79位タイ
2014年8月8日(金)午前10:02
今季の最後のメジャー大会、全米プロゴルフ選手権は現地時間7日にケンタッキー州バルハラGCで第1ラウンドを行い、日本の松山英樹がイーブンパー71で54位タイにつけた。石川遼は、1オーバー71で79位タイ、小田孔明と谷原秀人は3オーバー74で109位タイと出遅れている。
10番から出た松山は、12番、13番をバーディとする最高の滑り出し。17番でボギーを叩いたが、18番でバーディを獲り返し前半を2アンダーで折り返した。更に1番でバーディ奪取しこのまま勢いに乗るかと思われたが、終盤に崩れる。5番、6番を連続ボギーとすると、最終9番でもボギー。予期せぬ失速で4バーディ、4ボギーのイーブンパー71として初日を終えた。
12番では約8メートルを沈めてバーディ。続く13番ではセカンドショットをピンそば50センチにピタリと寄せバーディを奪うなど、随所に好プレーを見せた。大会前のPGAツアーの公式サイトでは、前週のWGC-ブリヂストン招待で12位タイに入ったことで優勝候補の15位にランキングされるなど、現地での注目度も高い。初日は後半にスコアを落としたが、2日目以降はミスをなくし上位進出を目指したいところだ。
また、6月のトラベラーズ選手権以来の米国本土でのプレーとなった石川は、1番でバーディ発進。6番をボギーとしたが、7番パー5で獲り返し、1アンダーで折り返した。しかし後半に入ると11番でボギー。最終18番では池ポチャしボギーを叩き2バーディ、3ボギーの1オーバー72でホールアウトした。オーバーパーとなったラウンドにも「後半になってショットも良くなったので、明日はスコアを伸ばすだけ」と前向き。2日目以降の巻き返しを誓っていた。
その他の日本勢は、小田、谷原ともに1バーディ、4ボギーの3オーバー74。WGC-ブリヂストン招待最終日に途中棄権しこの大会への出場も危ぶまれたタイガー・ウッズ(米)らとともに、109位タイと厳しい滑り出しとなった。
上位は、リー・ウェストウッド(英)が6アンダー65をマークし、ケビン・チャペル(米)、ライアン・パーマー(米)とともに首位タイ発進。1打差の4位タイにジム・フューリック(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)らが続く展開となっている。
マキロイは3アンダーで後半に入ると、直後の10番でダブルボギー、11番でボギーを叩き貯金を吐き出したが、続く12番から4連続バーディとカムバックした。本来ならズルズルと崩れるところを巻き返すあたりは世界ランクNo.1の真骨頂。全英オープン、WGC-ブリヂストン招待に続く出場試合3連勝、そして2年ぶりの全米プロ制覇に向け最高の位置につけた。
≪全米プロゴルフ選手権 特設ページ≫
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