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海外男子

タイガー苦しみながら予選をクリア

2009年6月21日(日)午前11:50

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 世界ランク1位のディフェンディング・チャンピオン、タイガー・ウッズ(米)が苦しみながら予選をクリアした。

 荒天で進行が遅れている最高峰のメジャー、第109回 全米オープン(ニューヨーク州ベスページ・ステート・パーク、ブラックC)は現地時間20日、前日サスペンデッドとなった第2ラウンドと第3ラウンドを行った。降雨によるコースコンディション悪化のため、この日も順延となったが、タイガーは3日がかりで第3ラウンドの1ホール目までの計37ホールを消化。通算3オーバーは暫定34位タイにとどまった。

「グリーンがとにかくでこぼこだし、ものすごく遅い」とタイガー。第1ラウンドで4オーバー74とまさかの出遅れを喫し、挽回しなければ予選通過さえ危うい状況。そんな中、第2ラウンドは1アンダー69にスコアをまとめカットライン(通算4オーバー)よりも1つ良いスコアで、かろうじて決勝ラウンド進出を決めた。

 それにしても今回、タイガーはドロー(スタート時間)に恵まれなかった。初日午前スタート、2日目午後スタートの予定だったのだが、「3日間、1度も雨に降られていない」と言う矢野東とは対照的に、タイガーの組が回る時間帯はすべて雨に祟られ、もっとも悪い条件の中でのプレーを強いられた。

 暫定トップのリッキー・バーンズ(米)の世界ランクは519位。そんな伏兵に世界ナンバー1プレーヤーが予選ラウンドで11ストロークの大差をつけられたことになる。それでもタイガーは腐らず「1つでも多くバーディを獲っていけば、結果はあとからついて来る」と前を向く。しかし明日も厳しい戦いになりそうだ。

 その他ビッグネームではルーク・ドナルド(英)、デビッド・トムズ(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)らがカットラインに1打足りずに予選落ち。世界ランク3位のポール・ケイシー(英)は通算10オーバーの下位で決勝ラウンド進出を逃している。

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