松山21位タイ、石川45位タイ 単独首位はR.マキロイ
2014年5月30日(金)午前10:47
松山英樹が、帝王ジャック・二クラウス(米)がホストを務めるビッグトーナメントでまずまずのスタートを切った。
米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントはオハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ローリー・マキロイ(北アイルランド)が9アンダー63をマークして単独首位に立つ中、松山は2アンダー70と安定したプレーで21位タイにつけている。
昨年のザ・プレジデンツカップで同コースを経験している松山。アウトスタートの6番で3.6メートルのパットを沈めてバーディを奪うと、続く7番も1.5メートルを決めて2アンダーと良いリズムでフロントナインを折り返す。後半は11番、13番でボギーを叩いたが、15番で1.2メートル、最終18番でも2.7メートルを沈めてバーディフィニッシュ。この日は前週課題となったショートパットでキレを見せた。
インスタートの石川遼は、1バーディ、1ボギーで迎えた15番パー5でピンから8メートルの位置に2オンさせると、これを鮮やかに沈めてイーグル奪取。大喝采を浴びた。だが、この後が続かなかった。続く16番ボギーで1アンダーで折り返すと、2番ではティーショットを池に入れてダブルボギーを叩いてしまう。それでも上がり3ホールを2バーディ、1ボギーでまとめてイーブンパー72。45位タイで2日目以降のプレーに望みをつないだ。
この日首位に立ったのは前週欧州ツアーのフラッグシップ大会 BMW PGA選手権を制したマキロイ。2イーグル、7バーディ(1ダブルボギー)と爆発して、2位タイのバッバ・ワトソン(米)、ポール・ケイシー(英)、クリス・カーク(米)に3打差をつける堂々の戦いぶりでトーナメントを引っ張っている。
ラウンド後は「想定の範囲内だよ。調子が良かったからね」と不敵な笑みを浮かべたマキロイ。テニスプレーヤーで婚約者だったカロライン・ウォズニアッキとの婚約破棄が話題となったばかりだが「僕が悪い。結婚する準備が整っていなかったから」とコメントしている。
以下上位陣は、キーガン・ブラッドリー(米)が5アンダー67の5位タイ、ハンター・メイハン(米)、ジャスティン・レナード(米)が4アンダー68の8位タイ。世界ランキングNo.1のアダム・スコット(豪)、昨季新人王のジョーダン・スピース(米)が3アンダー69の11位タイ。松山と同じ21位タイにはアーニー・エルス(南ア)、金亨成(韓)がつけている。
ルーク・ドナルド(英)、スティーブ・ストリッカー(米)スチュワート・シンク(米)が1アンダー71の28位タイ、石川と同じ45位タイにはフィル・ミケルソン(米)、チャール・シュワーツェル(南ア)、ジェイソン・デイ(豪)が控えている。