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海外男子

通算65勝目へ、タイガーがドラルに挑む

2008年3月20日(木)午後0:35

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 タイガー・ウッズ(米)が、鉄人ベン・ホーガン(米)と自身が持つツアー通算64勝を越えるべく新たな戦いに挑む。

 現地時間20日開幕のWGC今季第2戦、WGC-CA選手権は、ブルーモンスターと呼ばれるドラル・ゴルフ・リゾート&スパ(フロリダ州マイアミ)がその舞台。世界中のトッププレーヤーが集うが、大本命はもちろんタイガーだ。

 先週行われたアーノルド・パーマー招待で激戦を制して優勝し、通算64勝。ホーガンの記録に並んだことをホストのアーノルド・パーマー(米)に祝福されたばかりだ。今季は、欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシックを含めて出場した4試合すべてで勝っており、勝率10割。さらに昨年からの成績を見ても、8月のWGC-ブリヂストン招待以来、米ツアー8試合に出場して、優勝できなかったのはドイツ銀行選手権の1試合だけで、これも2位タイと圧倒的な強さを誇っている。

 こうなると当然、年間グランドスラムの可能性も取り沙汰されるが、まずは目の前の試合で65勝目を手にし、歴代単独3位の座を手に入れることが目標だが、現在のところ死角はなさそうだ。

 もちろん、ライバル達もこれを放っておくわけには行かない。ザ・ホンダ・クラシックで米ツアー3年半ぶり優勝の後、休養をとったアーニー・エルス(南ア)、マスターズ3勝目を狙うフィル・ミケルソン(米)、先週、優勝争いを演じながら最終日に脱落したビジェイ・シン(フィジー)、ここ2週間、いずれも優勝争いに顔を出しているショーン・オヘア(米)、さらに復活の兆しが見られるレティーフ・グーセン(南ア)らが集結。打倒タイガーを旗印に向かっていくが、王者がこれをどう受け止めるのかが見ものとなる。

 一方、日本勢の戦いも見逃せない。今季、米ツアーで2位(タイ含む)が2回と好調の今田竜二は、先週、ジョン・デイリー(米)のプロアマ遅刻のとばっちりを受けて戦う前に失格という憂き目に遭っており、フラストレーションが溜まっている。これをプラスのエネルギーに転じることができれば、ビッグネーム達と渡り合う実力を証明できるはずだ。

 また、日本からは谷口徹、片山晋呉の2人が参戦。日本ツアーを代表する戦いぶりにも期待したい。

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