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グリーンの傾斜は50ヤード手前からチェックしよう!成田美寿々のパッティングアドバイス

2020年12月24日(木)午後0:29

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 自分ではそれなりに練習をしているつもりなのに、なかなかスコアがアップしない。そういう人にはいつも、「もっとパッティングの練習をしましょう」というアドバイスをしています。

 なんと言っても、プロとアマチュアゴルファーとの大きな違いはパッティングの上手さ。パッティングが上達すれば、スコアが縮まるだけでなく、ショットやアプローチでも余裕が出てきて、ゴルフの質が向上します。

 特に普段、グリーンでのパッティング練習があまりできないアマチュアゴルファーは、ラウンドの際、使い放題の練習グリーンをもっと活用すべきだと思います。できれば早めにコースに到着して、1球でも多く転がす。それだけでスコアは確実に縮まると思います。

 パッティングに関しては、打つべきラインをなかなか決められず、「どこを狙って打つかでいつも悩んでしまう」というゴルファーも多いようです。特に最近は、セルフでプレーをする人が多いせいか、グリーン上で、「ああでもないこうでもない」とやっている人たちをよく見かけます。



 実際、どうやって読めばいいのか。

 まず知っておきたいのは、グリーンを読む上でもっと大事なのは傾斜だということです。どの方向からどの方向に向かって上っているか下っているかが分かれば、上り、下りはもちろん、フック、スライスも分かってきます。

 問題は、この傾斜をどう読むかですが、そのためにはグリーンを遠くから見ることをオススメします。何故なら傾斜というのは遠目からのほうが分かりやすく、グリーンに近づけば近づくほど分かりにくくなるからです。

 距離的には50ヤード手前ぐらいから見たほうがいいでしょう。ホールによっては砲台グリーンになっていてグリーン表面が見えにくいところもありますが、たいていのホールではグリーンが見渡せるはず。そこからぼんやりでもいいので、「こういう感じで傾いている」というのを確認しておきましょう。

 そしてグリーンに着いたら、そこまでに得た情報を再度チェックすればいいのです。そうすれば、グリーンの上で「どっちに曲がるのだろう?」などと悩まなくてもすみ、イメージしたラインに対してしっかり打つことに専念できます。

成田美寿々(なりた・みすず)
1992年10月8日、千葉県生まれ。11年にプロテストを初受験。不合格となるもQT上位でツアー出場権を獲得し、12年の富士通レディースで初優勝。以後、5年連続でシード権獲得。14年は3勝を挙げ、賞金ランク5位に輝いた。18年も3勝で同5位に。国内ツアー通算13勝。20年はクラブの調整ミスからスイングを崩し、序盤予選落ちが続いたが復調の兆しも。完全復活に期待したい。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/12/18 発売号より転載)

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