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ドライバーは溶接なしで作られた!? SIM2 シリーズ登場
2021年1月21日(木)午後2:10
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20日、テーラーメイドゴルフの新製品「SIM2」シリーズの発表会がオンラインで開かれ、総合契約を結ぶ石坂友宏が参加した。
一足先に最注目のドライバーを試打した石坂は、「去年のモデルと比べても振りやすい。飛距離も出ていて感触が良い。スイートスポットが広いのでミスヒットしても飛んで行く」とアピール。大学生プロが絶賛したドライバーとは果たしてどんなクラブなのか、特徴を見ていこう。
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最大の特徴はヘッドが「溶接なし」で作られていること。一般的なドライバーヘッドは溶接をして作り上げるのだが、溶接をすると溶接バリによって余計な重量がとられる。そのちょっとした重量がスイングには大きく影響するため、「SIM2」のヘッドは4つのパーツを溶接なしで合わせより軽くしている。
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クラウンには軽量、高強度のカーボン素材を使用。金属を使わないため、重心を低く維持することが可能に。また、カーボン素材の軽さから空気抵抗をあまり受けずに、スムーズな空気の流れを実現する。
加えて、ソールもカーボン素材が使われている。「SIM」はトゥ側がカーボン、ソール側がチタンだったが、「SIM2」は全てがカーボン素材となり、軽量化に成功している。
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フェース内部で大きく変わったのは、反発係数を最大限にするスピードインジェクション機能。一旦、反発係数を超えたヘッドを作ってから樹脂を注入し、ルール内におさえるという技術だが、「SIM」にはトゥとヒール側の2か所に樹脂が注入されていた。
一方、「SIM2」はトゥ側のみ。また、フェース上に注入のために使用されたネジあとが無いため、より反発性能を感じることができる。
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ヒール側の反発性能を上げるため機械加工(ミーリング)が施されているのだが、ヒール側の反発性能を上げると、必然的に先端部分(トゥ側)の反発性能も上がってしまう。その上がってしまった反発力をおさえるため、トゥ側に樹脂を注入して調節している。
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そして、この青いパーツがフォージドミルドアルミニウムリング。従来のチタン素材よりも比重の軽いアルミニウムが使われている。クラウンとソールにはカーボン素材が使用されているが、カーボン素材の弱点としては頼りない音が出てしまうこと。
その頼りない音を出さないようにするのがアルミニウムリング。フェースと接着した時にフレームの金属部分が合わさるため、インパクトでは金属音がするという仕組みだ。
また、フェースは捻じれを持たせ広い範囲に当たっても球筋が安定するツイストフェース、裏側にはフェース下部の反発性能を上げる貫通型スピードポケットを採用と、「SIM」の技術も受け継いでる。
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「SIM2」は低スピン、高弾道で飛ばすモデル。ウェイトは16gとフェースのセンターに限りなく近いところに重心があり、ボールをコントロールしやすくなった。なお、このモデルはテーラーメイドゴルフのセレクトフィットストア限定発売となる。
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°
長さ:45.75インチ
シャフト:TENSEI SILVER TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB 60(S)
価格:76,000円+税~
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「SIM2 MAX」は「SIM2」より重い24gのウェイトがつけられ、ポジションはややヒール寄りに。重心を深くすることでミスヒットに強くなり、やさしさを感じられるモデルが「SIM2 MAX」である。
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°、12°
長さ:45.25、45.75インチ
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB 60(S)
価格:76,000円+税~
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「SIM2 MAX-D」の「D」はドローを意味する。つまり、「SIM2 MAX」よりも捕まりやすいモデル。ウェイトは27gと最も重く、かなりヒール寄りに重みを感じるため、スライスで悩んでいるゴルファーは試してみる「価値あり」だろう
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°、12°
長さ:45.75インチ
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)
価格:76,000円+税
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フェアウェイウッドは「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM 2 MAX-D」の3モデル。ホーゼル部分を見ると違いが分かる。
強弾道を実現する「SIM2」は±2度のロフト調整機能を採用。直進性の高い「SIM2 MAX」はフルーテッドホーゼルと軽量化がはかられ、「SIM2 MAX-D」はホーゼルを短くし、余剰重量をとって捕まるよう調整されている。
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レスキューは「SIM2」「SIM MAX」の2種類。前作は「SIM MAX」にのみレスキューがラインナップされていたが、今作からは「SIM2」も用意された。ダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイが実践で使用してた注目モデルである。
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また、アイアンは高弾道で飛距離アップも望める「SIM MAX」と、サイズアップされ更に飛距離が出る「SIM2 MAX OS」の2モデル展開。軽量ポリマー素材を採用したキャップバックデザインは、高い耐衝撃性を得ながらヘッドの重量増を抑える効果がある。その結果、よりやさしく気持ちよく打てるアイアンに進化した。
一足先に最注目のドライバーを試打した石坂は、「去年のモデルと比べても振りやすい。飛距離も出ていて感触が良い。スイートスポットが広いのでミスヒットしても飛んで行く」とアピール。大学生プロが絶賛したドライバーとは果たしてどんなクラブなのか、特徴を見ていこう。
SIM2 ドライバーとは?
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最大の特徴はヘッドが「溶接なし」で作られていること。一般的なドライバーヘッドは溶接をして作り上げるのだが、溶接をすると溶接バリによって余計な重量がとられる。そのちょっとした重量がスイングには大きく影響するため、「SIM2」のヘッドは4つのパーツを溶接なしで合わせより軽くしている。
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クラウンには軽量、高強度のカーボン素材を使用。金属を使わないため、重心を低く維持することが可能に。また、カーボン素材の軽さから空気抵抗をあまり受けずに、スムーズな空気の流れを実現する。
加えて、ソールもカーボン素材が使われている。「SIM」はトゥ側がカーボン、ソール側がチタンだったが、「SIM2」は全てがカーボン素材となり、軽量化に成功している。
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フェース内部で大きく変わったのは、反発係数を最大限にするスピードインジェクション機能。一旦、反発係数を超えたヘッドを作ってから樹脂を注入し、ルール内におさえるという技術だが、「SIM」にはトゥとヒール側の2か所に樹脂が注入されていた。
一方、「SIM2」はトゥ側のみ。また、フェース上に注入のために使用されたネジあとが無いため、より反発性能を感じることができる。
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ヒール側の反発性能を上げるため機械加工(ミーリング)が施されているのだが、ヒール側の反発性能を上げると、必然的に先端部分(トゥ側)の反発性能も上がってしまう。その上がってしまった反発力をおさえるため、トゥ側に樹脂を注入して調節している。
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そして、この青いパーツがフォージドミルドアルミニウムリング。従来のチタン素材よりも比重の軽いアルミニウムが使われている。クラウンとソールにはカーボン素材が使用されているが、カーボン素材の弱点としては頼りない音が出てしまうこと。
その頼りない音を出さないようにするのがアルミニウムリング。フェースと接着した時にフレームの金属部分が合わさるため、インパクトでは金属音がするという仕組みだ。
また、フェースは捻じれを持たせ広い範囲に当たっても球筋が安定するツイストフェース、裏側にはフェース下部の反発性能を上げる貫通型スピードポケットを採用と、「SIM」の技術も受け継いでる。
SIM2 ドライバー
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「SIM2」は低スピン、高弾道で飛ばすモデル。ウェイトは16gとフェースのセンターに限りなく近いところに重心があり、ボールをコントロールしやすくなった。なお、このモデルはテーラーメイドゴルフのセレクトフィットストア限定発売となる。
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°
長さ:45.75インチ
シャフト:TENSEI SILVER TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB 60(S)
価格:76,000円+税~
SIM2 MAX ドライバー
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「SIM2 MAX」は「SIM2」より重い24gのウェイトがつけられ、ポジションはややヒール寄りに。重心を深くすることでミスヒットに強くなり、やさしさを感じられるモデルが「SIM2 MAX」である。
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°、12°
長さ:45.25、45.75インチ
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)、Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB 60(S)
価格:76,000円+税~
SIM2 MAX-D ドライバー
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「SIM2 MAX-D」の「D」はドローを意味する。つまり、「SIM2 MAX」よりも捕まりやすいモデル。ウェイトは27gと最も重く、かなりヒール寄りに重みを感じるため、スライスで悩んでいるゴルファーは試してみる「価値あり」だろう
■スペック
ヘッド体積:460cc
ロフト:9°、10.5°、12°
長さ:45.75インチ
シャフト:TENSEI BLUE TM50(S、SR、R)
価格:76,000円+税
フェアウェイウッドは3モデル
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フェアウェイウッドは「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM 2 MAX-D」の3モデル。ホーゼル部分を見ると違いが分かる。
強弾道を実現する「SIM2」は±2度のロフト調整機能を採用。直進性の高い「SIM2 MAX」はフルーテッドホーゼルと軽量化がはかられ、「SIM2 MAX-D」はホーゼルを短くし、余剰重量をとって捕まるよう調整されている。
レスキューとアイアンは2モデル
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レスキューは「SIM2」「SIM MAX」の2種類。前作は「SIM MAX」にのみレスキューがラインナップされていたが、今作からは「SIM2」も用意された。ダスティン・ジョンソンやローリー・マキロイが実践で使用してた注目モデルである。
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また、アイアンは高弾道で飛距離アップも望める「SIM MAX」と、サイズアップされ更に飛距離が出る「SIM2 MAX OS」の2モデル展開。軽量ポリマー素材を採用したキャップバックデザインは、高い耐衝撃性を得ながらヘッドの重量増を抑える効果がある。その結果、よりやさしく気持ちよく打てるアイアンに進化した。