海外男子
マスターズ制覇の松山英樹が凱旋会見「ああ、凄いことをしたんだな」と実感
2021年4月14日(水)午後8:08
14日、海外男子メジャーのマスターズトーナメント(米ジョージア州/オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ)を制した松山英樹が、オンラインによる帰国記者会見を行った。
―優勝から2日経ちましたが、今の心境は?
(2週間隔離のため)まだ日本に帰って来てから誰とも会っていないので、不思議な感じはあります。
―様々な反響があったかと思います
日本に帰って来てから色々なニュースを見るたびに、「ああ、凄いことをしたんだな」と実感しています。
―10度目の挑戦でのマスターズ制覇。技術面において何が変わりましたか?
今年に入ってから少しずつ良くなる気配がありながら、なかなか結果に結びつけることができませんでした。
凄くもどかしい日々を過ごしていましたが、マスターズ週の水曜日に練習が終わってから「今週は行けるかもしれない」と自分のなかで何かあって、それが何なのかは僕自身も分かっていないんですけど(笑)、そういう気持ちになったというのが一番大きかったのではないかと思います。
―それはスイングの変化でしょうか?
すぐに良くなるとは思っていないですが、そういう気持ちになれたというのは、少しずつ良くなって来ている安心感があったり、成績が出ていなくても日々の発見であったり、そういうところが繋がっているのではないかと思っています。
―最終日に一番ピンチだと思ったシーンは?
1番ホールから最終ホールまでずっと緊張しっぱなしだったので、余裕があるという感情は一度も抱くことなく最後までプレーしていました。
―崩れる可能性もあるなかで、それを取りとめたメンタルは?
それまでのリードが一気になくなる瞬間は凄くしんどかったですけど、「トーナメントをリードしている」と自分を鼓舞するような気持ちでやっていました。
―攻めの姿勢を変えなかったことが、ショフレ選手のプレーにも影響したかと思います
ザンダー(・ショフレ)のプレーは僕はどうにもできないので、自分が良いプレーをすることだけを考えていました。
―これまでは上手く行かなかった時に表情に出てしまうこともあったかと思います
前週のバレロテキサスオープンで、初日は良かったですけど、そのあと良くない3日間が続いた時に「何でこんなに怒っているんだろう?」と自分に呆れたところがありました。
マスターズの週は月曜日、火曜日、水曜日と日が経つにつれてスイングの感触も良くなっていましたし、「行けるんじゃないか」というフィーリングがあったので、今週は怒らずに、ミスしてもここまでやって来たこと信じてやろうと決めていました。
―早藤キャディのお辞儀が世界から賞賛されています
あの映像を見たのは夜11時くらいで、「こんなことしてたんだ」と思いながら、良い行動をしたのではないかなと。僕も一緒にできたら良かったなと思っています(笑)。
―東京五輪に向けて意気込みを
正直、まだオリンピックがどうなるか分からないところはありますけど、今のところ順位的には(代表に)選ばれると思いますので、それまで怪我に気を付けて、金メダルに向けてしっかりと頑張りたいと思いますし、そこを目標に頑張りたいと思います。
―表情が柔らかい印象を受けましたが、意識的なものですか?
心がけてやっていたところもあると思いますが、状態が上がって来たというところでミスを許せるというか、そういう気持ちになったのではないかと。自分でも良く分かっていないですけど、自然とそういう行動になったのではないかと思います。
―次の10年の目標は?
先のことは分からないので、どういう10年が待っているか分からないですけど、今までも目の前の試合を一生懸命やって来ましたし、その姿勢は変えることなくやって行けたら良いなと思っています。
―日本のファンは他のメジャー大会の優勝も期待しています
そういう気持ちは少なからずあるのですが、(マスターズが)終わって疲れたというか、今までにない感情を感じているので、まだ次の目標を決めるというところには達していません。
もう少し余韻に浸りながら、ゴルフをしたいと思う時間が来た時に、しっかりと目標を立てて頑張りたいなとは思っています。
―グリーンジャケットは着たまま帰国したのですか?
さすがにずっと着ているのはあれなので、腕に持っていました。
―今後はグリーンジャケットをどのように保管しますか?
常に持ち歩こうかなと思っています。どこかに置いてなくなるよりかは、自分が持ってる方が良いのかなと思っています。着ることはないにしても、多分手には持っているとは思います。
―次の予定は?
本来ならウェルズファーゴ(チャンピオンシップ)に出る予定でしたが、今はどうするか考えています。その次のAT&Tバイロン・ネルソンは出る予定にしています。
―10年前に送り出してくれた東北の方にメッセージは?
10年前の大変な時に送り出してくれたことへの感謝の気持ちは忘れていません。10年というのは早いのか遅いのか分からないですけど、こうやってグリーンジャケットを着て会見ができているということは、僕自身も嬉しいですし、良い報告ができたのではないかなと思っています。
―祝福の連絡は沢山ありましたか?
ありました。僕の携帯に入っている(人の数が)少ないので、そんなに多くはないですけど。でも嬉しかったです。
―コーチをつけた効果は?
去年はスイングに関して悩んでいましたし、なかなか思うような結果が出ない時に(目澤秀憲)コーチとお会いして話していくうえで、自分が大事なところを忘れていたということもありました。
それは感覚的なことなのでお話することはできないですけど、そういうところを見つけてくれました。それを2月の頭から2か月弱、毎日過ごしていくなかで、僕が新たな発見とか、こうしたら良いんじゃないかというところに色んな意見を出してくれて、「それは違うんじゃないか」とか言いながら、「でもこれは合っているよね」とか、コミュニケーションを取りながら今までと違う感じでプレーはできていました。
―マスターズのチャンピオンズディナーのメニューどんなイメージでいるか?
どういうものを出せば一番良いのか想像もつかない世界ですが、時間もありますので、しっかりと考えていけたらなと思います。
―優勝から2日経ちましたが、今の心境は?
(2週間隔離のため)まだ日本に帰って来てから誰とも会っていないので、不思議な感じはあります。
―様々な反響があったかと思います
日本に帰って来てから色々なニュースを見るたびに、「ああ、凄いことをしたんだな」と実感しています。
―10度目の挑戦でのマスターズ制覇。技術面において何が変わりましたか?
今年に入ってから少しずつ良くなる気配がありながら、なかなか結果に結びつけることができませんでした。
凄くもどかしい日々を過ごしていましたが、マスターズ週の水曜日に練習が終わってから「今週は行けるかもしれない」と自分のなかで何かあって、それが何なのかは僕自身も分かっていないんですけど(笑)、そういう気持ちになったというのが一番大きかったのではないかと思います。
―それはスイングの変化でしょうか?
すぐに良くなるとは思っていないですが、そういう気持ちになれたというのは、少しずつ良くなって来ている安心感があったり、成績が出ていなくても日々の発見であったり、そういうところが繋がっているのではないかと思っています。
―最終日に一番ピンチだと思ったシーンは?
1番ホールから最終ホールまでずっと緊張しっぱなしだったので、余裕があるという感情は一度も抱くことなく最後までプレーしていました。
―崩れる可能性もあるなかで、それを取りとめたメンタルは?
それまでのリードが一気になくなる瞬間は凄くしんどかったですけど、「トーナメントをリードしている」と自分を鼓舞するような気持ちでやっていました。
―攻めの姿勢を変えなかったことが、ショフレ選手のプレーにも影響したかと思います
ザンダー(・ショフレ)のプレーは僕はどうにもできないので、自分が良いプレーをすることだけを考えていました。
―これまでは上手く行かなかった時に表情に出てしまうこともあったかと思います
前週のバレロテキサスオープンで、初日は良かったですけど、そのあと良くない3日間が続いた時に「何でこんなに怒っているんだろう?」と自分に呆れたところがありました。
マスターズの週は月曜日、火曜日、水曜日と日が経つにつれてスイングの感触も良くなっていましたし、「行けるんじゃないか」というフィーリングがあったので、今週は怒らずに、ミスしてもここまでやって来たこと信じてやろうと決めていました。
―早藤キャディのお辞儀が世界から賞賛されています
あの映像を見たのは夜11時くらいで、「こんなことしてたんだ」と思いながら、良い行動をしたのではないかなと。僕も一緒にできたら良かったなと思っています(笑)。
―東京五輪に向けて意気込みを
正直、まだオリンピックがどうなるか分からないところはありますけど、今のところ順位的には(代表に)選ばれると思いますので、それまで怪我に気を付けて、金メダルに向けてしっかりと頑張りたいと思いますし、そこを目標に頑張りたいと思います。
―表情が柔らかい印象を受けましたが、意識的なものですか?
心がけてやっていたところもあると思いますが、状態が上がって来たというところでミスを許せるというか、そういう気持ちになったのではないかと。自分でも良く分かっていないですけど、自然とそういう行動になったのではないかと思います。
―次の10年の目標は?
先のことは分からないので、どういう10年が待っているか分からないですけど、今までも目の前の試合を一生懸命やって来ましたし、その姿勢は変えることなくやって行けたら良いなと思っています。
―日本のファンは他のメジャー大会の優勝も期待しています
そういう気持ちは少なからずあるのですが、(マスターズが)終わって疲れたというか、今までにない感情を感じているので、まだ次の目標を決めるというところには達していません。
もう少し余韻に浸りながら、ゴルフをしたいと思う時間が来た時に、しっかりと目標を立てて頑張りたいなとは思っています。
―グリーンジャケットは着たまま帰国したのですか?
さすがにずっと着ているのはあれなので、腕に持っていました。
―今後はグリーンジャケットをどのように保管しますか?
常に持ち歩こうかなと思っています。どこかに置いてなくなるよりかは、自分が持ってる方が良いのかなと思っています。着ることはないにしても、多分手には持っているとは思います。
―次の予定は?
本来ならウェルズファーゴ(チャンピオンシップ)に出る予定でしたが、今はどうするか考えています。その次のAT&Tバイロン・ネルソンは出る予定にしています。
―10年前に送り出してくれた東北の方にメッセージは?
10年前の大変な時に送り出してくれたことへの感謝の気持ちは忘れていません。10年というのは早いのか遅いのか分からないですけど、こうやってグリーンジャケットを着て会見ができているということは、僕自身も嬉しいですし、良い報告ができたのではないかなと思っています。
―祝福の連絡は沢山ありましたか?
ありました。僕の携帯に入っている(人の数が)少ないので、そんなに多くはないですけど。でも嬉しかったです。
―コーチをつけた効果は?
去年はスイングに関して悩んでいましたし、なかなか思うような結果が出ない時に(目澤秀憲)コーチとお会いして話していくうえで、自分が大事なところを忘れていたということもありました。
それは感覚的なことなのでお話することはできないですけど、そういうところを見つけてくれました。それを2月の頭から2か月弱、毎日過ごしていくなかで、僕が新たな発見とか、こうしたら良いんじゃないかというところに色んな意見を出してくれて、「それは違うんじゃないか」とか言いながら、「でもこれは合っているよね」とか、コミュニケーションを取りながら今までと違う感じでプレーはできていました。
―マスターズのチャンピオンズディナーのメニューどんなイメージでいるか?
どういうものを出せば一番良いのか想像もつかない世界ですが、時間もありますので、しっかりと考えていけたらなと思います。
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4月8日(木)~4月11日(日)