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ハワイコミュニティへのチャリティと選手たちへのチャレンジを─「ソニーオープン・イン・ハワイ」をスポンサードする意義
2022年1月16日(日)午後5:37
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2021年マスターズチャンピオンとなった松山英樹選手が初めて出場したPGAツアーの大会でもあるソニーオープン・イン・ハワイ。
1983年に前身となる「ハワイアンオープン」で青木功プロが日本人初のPGAツアー優勝を果たし、1999年にソニー株式会社がメインスポンサーとなってからは、例年多くの日本人選手が推薦出場する馴染み深いお正月のPGAツアーイベントになっています。
昨年11月、ソニー社はスポンサーシップ契約を2026年まで4年延長することを発表しました。この大会をスポンサードする意義について、ソニー株式会社常務の河野弘氏に話を伺いました。
─コロナ禍で開催するにいたった経緯と意義
昨年は非常に厳しい状況でしたので、無観客で開催しました。なんとかソニーオープンを継続し、その主旨であるチャリティをしっかり実行するということは着実にやれたのですが、やはりお客様がいらっしゃらない、観客がいないなかでトーナメントを実行するというのは、物足りなさがありました。
今年は、このコロナ禍というところ、どう対応してどうやることが安全なのか、どう盛り上げることができるのか、それを考えて取り組んでいます。
ソニーオープンは、ハワイにとって非常に欠かせないものだという声が大きくあります。それは、ハワイ州を盛り上げるということと、お客様をお呼びするということ含めてだと思いますが、私たちは「安全安心をどうやって担保するか」、これをとにかく気をつけながら運営しているところです。
─2年ぶりの有観客開催で期待すること
大会概要としては、参加人数・エントリー数は144名。日本からもエントリーしていただいています。賞金は750万ドル、優勝賞金が135万ドルとなっています。(選手たちには)ぜひこれを目指して、年のはじめに、みなさんがコンピートしている(競い合っている)、頑張っていただくというのを期待しています。
ソニー・オープンが年初めの非常に重要なきっかけになる、機会になるということをいっていただいていますし、ぜひそういう場にしてほしいなと思います。特に、コロナ禍の厳しい状況において、ここでいい成績をあげてチャレンジすることで、なんらかのきっかけを掴んでもらえれば、凄く嬉しいです
─大会スポンサーの延長について
2026年までの4年間延長いたしました。(理由として)2つあります。ひとつは、この大会のコンセプトのひとつであるチャリティ、ハワイのコミュニティへの貢献です。いままでもずっと20年以上やってきて、それなりの地域への貢献を続けてきましたが、私達のパートナーであるフレンズオブハワイチャリティとPGAツアー、一緒にこのよい座組とコンセプトを続けようということになりました。
もうひとつは、こういうゴルフのイベントを通じて、日本のプロの方々に機会を提供して、世界へ羽ばたいてもらうということもあります。
今回はアマチュアのトップの方にもチケットを1枚出して、中島(啓太)さんがエントリーしてくださいましたけれども、将来の世界に羽ばたく人たちをサポートする機会としても捉えられるということで、コミュニティー・地域への貢献と、若者の後押しということで考えています。
日本で活躍していただいて、その結果が世界のランキングにも反映されたりして、それによってもうひとつ、次のステージにチャレンジするような流れが作れればいいなと思っています。
松山(英樹)さんがまだ学生アマチュアの頃にここでプレーしていただいて、プロになられてアメリカに転戦し、マスターズのチャンピオンになられたということを振り返りながら、今回は中島さんに提供したわけですけれども、プロの方でも同じように、世界で活躍する選手が増えることによって、それがまた日本の子どもたちにも色んな刺激というか、元気付けを提供してくれると、私たちは思っています。
「背中をみられている」というところを意識しながらやっていただくと、ひとつ上の次元のゴルフをやっていただけるんじゃないかなと、そういうことを期待しています。
─どんな大会にしていきたいか
ソニーの場合もそうでしたが、「チャレンジしてグローバルに」というのは凄くよいストーリーだと思いますが、やはりその時には常に何かしらのサポーターがいたり色んな後押しがあったりします。
私達はたまたまこういうトーナメントをスポンサーさせていただくような機会を得たので、それが誰かの後押しになればよいストーリーだなと思っていますし、それで頑張る人をみるとこちらも元気をいただけますし、ぜひ盛り上げていきたいと思います。
(選手たちには)年のはじめにいろんな不安要素を払拭するような、ひとつの元気付けになるような、もちろんスコアがよければいいのでしょうけど、なにかしら挑戦しているような雰囲気が伝わってくる、それを楽しんで貰える、そういう大会になれば最高ですね。
(写真 : Getty Images)
1983年に前身となる「ハワイアンオープン」で青木功プロが日本人初のPGAツアー優勝を果たし、1999年にソニー株式会社がメインスポンサーとなってからは、例年多くの日本人選手が推薦出場する馴染み深いお正月のPGAツアーイベントになっています。
昨年11月、ソニー社はスポンサーシップ契約を2026年まで4年延長することを発表しました。この大会をスポンサードする意義について、ソニー株式会社常務の河野弘氏に話を伺いました。
─コロナ禍で開催するにいたった経緯と意義
昨年は非常に厳しい状況でしたので、無観客で開催しました。なんとかソニーオープンを継続し、その主旨であるチャリティをしっかり実行するということは着実にやれたのですが、やはりお客様がいらっしゃらない、観客がいないなかでトーナメントを実行するというのは、物足りなさがありました。
今年は、このコロナ禍というところ、どう対応してどうやることが安全なのか、どう盛り上げることができるのか、それを考えて取り組んでいます。
ソニーオープンは、ハワイにとって非常に欠かせないものだという声が大きくあります。それは、ハワイ州を盛り上げるということと、お客様をお呼びするということ含めてだと思いますが、私たちは「安全安心をどうやって担保するか」、これをとにかく気をつけながら運営しているところです。
─2年ぶりの有観客開催で期待すること
大会概要としては、参加人数・エントリー数は144名。日本からもエントリーしていただいています。賞金は750万ドル、優勝賞金が135万ドルとなっています。(選手たちには)ぜひこれを目指して、年のはじめに、みなさんがコンピートしている(競い合っている)、頑張っていただくというのを期待しています。
ソニー・オープンが年初めの非常に重要なきっかけになる、機会になるということをいっていただいていますし、ぜひそういう場にしてほしいなと思います。特に、コロナ禍の厳しい状況において、ここでいい成績をあげてチャレンジすることで、なんらかのきっかけを掴んでもらえれば、凄く嬉しいです
─大会スポンサーの延長について
2026年までの4年間延長いたしました。(理由として)2つあります。ひとつは、この大会のコンセプトのひとつであるチャリティ、ハワイのコミュニティへの貢献です。いままでもずっと20年以上やってきて、それなりの地域への貢献を続けてきましたが、私達のパートナーであるフレンズオブハワイチャリティとPGAツアー、一緒にこのよい座組とコンセプトを続けようということになりました。
もうひとつは、こういうゴルフのイベントを通じて、日本のプロの方々に機会を提供して、世界へ羽ばたいてもらうということもあります。
今回はアマチュアのトップの方にもチケットを1枚出して、中島(啓太)さんがエントリーしてくださいましたけれども、将来の世界に羽ばたく人たちをサポートする機会としても捉えられるということで、コミュニティー・地域への貢献と、若者の後押しということで考えています。
日本で活躍していただいて、その結果が世界のランキングにも反映されたりして、それによってもうひとつ、次のステージにチャレンジするような流れが作れればいいなと思っています。
松山(英樹)さんがまだ学生アマチュアの頃にここでプレーしていただいて、プロになられてアメリカに転戦し、マスターズのチャンピオンになられたということを振り返りながら、今回は中島さんに提供したわけですけれども、プロの方でも同じように、世界で活躍する選手が増えることによって、それがまた日本の子どもたちにも色んな刺激というか、元気付けを提供してくれると、私たちは思っています。
「背中をみられている」というところを意識しながらやっていただくと、ひとつ上の次元のゴルフをやっていただけるんじゃないかなと、そういうことを期待しています。
─どんな大会にしていきたいか
ソニーの場合もそうでしたが、「チャレンジしてグローバルに」というのは凄くよいストーリーだと思いますが、やはりその時には常に何かしらのサポーターがいたり色んな後押しがあったりします。
私達はたまたまこういうトーナメントをスポンサーさせていただくような機会を得たので、それが誰かの後押しになればよいストーリーだなと思っていますし、それで頑張る人をみるとこちらも元気をいただけますし、ぜひ盛り上げていきたいと思います。
(選手たちには)年のはじめにいろんな不安要素を払拭するような、ひとつの元気付けになるような、もちろんスコアがよければいいのでしょうけど、なにかしら挑戦しているような雰囲気が伝わってくる、それを楽しんで貰える、そういう大会になれば最高ですね。
(写真 : Getty Images)
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1月13日(木)~1月16日(日)