レッスン
「練習場」と「コース」とでは異なることを理解する 馬場ゆかり
2022年9月22日(木)午後1:10
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アマチュアゴルファーの中には、最初の3ホールでバタバタしてしまい、そのあとゴルフにならなかったという人も多いようです。そして、その中には、「練習ではけっこううまく打てていたのに」というケースもよくあるようです。
「練習場ではうまく打てるのに、なぜかコースに出ると失敗する」という悩みは、昔からよく耳にしますが、まず理解しておいてほしいのは、練習場とコースとでは明らかに違うということです。
例えば、ほとんどの練習場では人工芝のマットが敷いてありますが、コースは天然芝で、場所によっては芝の長さ、固さが違うし、ボールの沈み具合も変わってきます。そうなると、当然、同じスイングで打っていても出球が違ってきます。特に練習場の人工芝はヘッドが滑ってくれるから、多少ダフっても大きなミスにはなりませんが、コースでは少しヘッドの入り方が狂うだけでミスに繋がります。
ラウンドではそのあたりのことを考えて、「練習場ほど上手くいかないもの」と考えてプレーをしましょう。そうすればミスをしても、「あれ? 今日はどうしちゃったんだろう?」と悩んだり、落ち込むこともなくなるはずです。
もっといえば、スタート後の数ホールは、コースの芝の状態などを確かめながらプレーをすることをオススメします。
また、練習ボールとコースボールとでは、コースボールのほうが飛ぶということもしっかり認識しておきましょう。
特に気をつけたいのは、グリーンを狙うショットのとき。練習ボールの感覚で打ったらグリーンをオーバーしてしまったというケースも少なくありません。
もちろん、練習でいいショットが出ていたら、そのイメージを残すことは大事ですが、コースではその通りにいかないということを頭に入れながらプレーをしてください。そうすることで大叩きを防ぐことができますよ。(協力:静岡県・裾野カンツリー倶楽部)
馬場ゆかり(ばば・ゆかり)
1982年12月30日、福岡県生まれ。2002年のプロテストに一発合格。2004年のヨネックスレディスでは、不動裕理をおさえて初優勝を飾る。2011年日本女子オープンで念願の公式戦初優勝。ツアー通算3勝。2004年から2014年まで11年連続で賞金シード権を獲得。2009~11年は賞金ランクトップ10に入る。2019年12月30日に一般男性とのバースデー入籍。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/9/16 発売号より転載)
「練習場ではうまく打てるのに、なぜかコースに出ると失敗する」という悩みは、昔からよく耳にしますが、まず理解しておいてほしいのは、練習場とコースとでは明らかに違うということです。
例えば、ほとんどの練習場では人工芝のマットが敷いてありますが、コースは天然芝で、場所によっては芝の長さ、固さが違うし、ボールの沈み具合も変わってきます。そうなると、当然、同じスイングで打っていても出球が違ってきます。特に練習場の人工芝はヘッドが滑ってくれるから、多少ダフっても大きなミスにはなりませんが、コースでは少しヘッドの入り方が狂うだけでミスに繋がります。
ラウンドではそのあたりのことを考えて、「練習場ほど上手くいかないもの」と考えてプレーをしましょう。そうすればミスをしても、「あれ? 今日はどうしちゃったんだろう?」と悩んだり、落ち込むこともなくなるはずです。
もっといえば、スタート後の数ホールは、コースの芝の状態などを確かめながらプレーをすることをオススメします。
また、練習ボールとコースボールとでは、コースボールのほうが飛ぶということもしっかり認識しておきましょう。
特に気をつけたいのは、グリーンを狙うショットのとき。練習ボールの感覚で打ったらグリーンをオーバーしてしまったというケースも少なくありません。
もちろん、練習でいいショットが出ていたら、そのイメージを残すことは大事ですが、コースではその通りにいかないということを頭に入れながらプレーをしてください。そうすることで大叩きを防ぐことができますよ。(協力:静岡県・裾野カンツリー倶楽部)
馬場ゆかり(ばば・ゆかり)
1982年12月30日、福岡県生まれ。2002年のプロテストに一発合格。2004年のヨネックスレディスでは、不動裕理をおさえて初優勝を飾る。2011年日本女子オープンで念願の公式戦初優勝。ツアー通算3勝。2004年から2014年まで11年連続で賞金シード権を獲得。2009~11年は賞金ランクトップ10に入る。2019年12月30日に一般男性とのバースデー入籍。
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