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ほとんどの男子プロが使っている!ラフからのテクニックを伝授

2022年10月5日(水)午後0:24

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 今回は、ラフからの打ち方についてレッスンをしましょう。

 ラフとひと口でいっても芝の強さや長さによってその難しさは変わってきますが、芝が強めでボールが埋まっているようなライの場合、かなり苦労するはず。ショートアイアンの距離でも、芝に食われてしまい、グリーンまで届かなかったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 このような手強いラフの場合、ネックが芝に絡んでフェースが返ってしまうので、一般的なヘッドスピードのある人の場合は引っかかって左に出るし、ヘッドスピードが遅めのゴルファーの場合は、フェースが開いて右に飛びますが、いずれにしても「飛ばない」ことに変わりはありません。

 対処法としては、フェースが返るというのを前提に、あらかじめフェースを開いておいておくという人が多いと思いますが、「フェースを閉じる」という選択肢があるのをご存じでしょうか?

 構えたときにフェースを閉じると、インパクトのときに自然とハンドファーストでボールをとらえる形になります。その結果、ロフトが少し立つとともに、ボールをヒットする力が強くなるので、上には上がらないけど推進力が増し、ラフに負けずにボールが飛び出してくれるのです。

 打ち方としては、フェースを閉じて、ボールを少し右に置き、ハンドファーストで当てに行く感じ。男子プロがフライヤーを掛けに行くときはこのテクニックをよく使います。

 さらに、もっと飛ばしたいときやボールがすっぽり隠れていて芝の抵抗を強く受けそうなときは、インパクト~フォロースルーにかけて右足を前に出し、右肩をグッと前に出していきましょう。タイガー・ウッズが同じ打ち方をしているのを見たことがある人も多いと思いますが、体は回すけど、フェースは真っ直ぐ出すようにするのがポイントです。

 ただし、ハンドファーストで打つ場合、飛びすぎに注意してください。グリーン奥がOBでオーバーは絶対ダメというときは番手を下げて打つようにしましょう。

 一方、従来通りフェースを開いて打ちたいという人は、グリッププレッシャーを少し弱めにしておくといいでしょう。そうするとフェースが返りやすくなるからです。

 ラフからのショットに関して、かつての名プレーヤー、ジャック・ニクラウスは、手で小鳥を持つように柔らかくグリップしてフェースを開きましょうとアドバイスしていた一方、アーノルド・パーマーは、フェースを閉じてギュッと握って振りましょうといっていましたが、どちらも正解なのです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #5」より(放送・見逃し配信中)

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