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ティショットが引っかかる人はテークバックを修正しよう

2022年10月19日(水)午後4:19

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 ドライバーショットでボールが引っかかる。ひどいときにはチーピンのような球も出てしまう。

 そういう悩みを持っている人のスイングで多いのが、テークバックを手で上げてしまっているケースです。

 手で上げると、どうしてもクラブが体の近くに上がり、体も十分に回転しなくなるのですが、そうなるとダウンスイングでは、早く上体がかぶってくるので引っかけが出やすくなってしまいます。また、引っかかるのを嫌がってこすり球が出ることもあります。

 これを修正するために、まず次のことをやってみましょう。

 左手を離して右手だけでクラブを持ち、右手1本で腰のあたり(ハーフウェイバック)までクラブを振り上げます。次に上体を、胸が飛球線と反対方向を向くぐらいしっかり回してから左手をグリップします。

 そうするといつもと比べて、ヘッドが遠くにいったような感じになると思いますが、これが体とヘッドとの正しい関係。上体と腕の関係を変えずに、上半身主導でクラブを上げるとこうなります。

 このように体の回転でクラブを上げると、ダウンスイングも緩やかになって、低く長い軌道になり、アッパーブローに打ちやすくなります。

 なお、しっかり回転するためには構えたとき、重心が右股関節軸に乗るようにすることも大事です。そしてテークバックでは、左腕が潰れないように、少し伸ばしながら上げるようにしましょう。

 次にドリルです。

 テークバックで、ハーフウェイバックまでクラブを上げたら、そこでいったん止めて、上体がしっかり回っていることを確認してからその後のスイングを続け、ボールを打ってみましょう。

 スイングというのは、ハーフウェイバックまでで決まってしまうといっても過言ではないくらい。この時点で、「手で上げていない」、「ヘッドだけが先にいっていない」、「体の回転でしっかり回っている」ことができていなければ、最後まで腕と体が一体になることはありません。

 一方、この動きがしっかりできていれば、入射角が緩やかなアッパー軌道になると同時に、体の回転でボールをとらえられるので、弾道も高くなって安定するし、球を押せるから飛距離も出ます。

 なお、緩やかなアッパー軌道にするために、少しティーアップを高めにするようにしたほうがいいでしょう。

 ドライバーだけでなく、アイアンも引っかかり気味という人は、途中でクラブを止めて遠くに上げることを意識しながらスイングしてみてください。

 ミスが減り、いつもより飛距離も伸びるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #7」より(放送・見逃し配信中)

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