金田久美子が国内女子ツアーの樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント（埼玉県／武蔵丘ゴルフコース）で11年ぶりとなるツアー通算2勝目を手にした。

―最終日のプレーを振り返って

　全体的に落ち着いてプレーができました。長い1日のようで結構あっという間に終わったので、それだけ集中できていたのかなと思います。

　上がりの3ホールをどうにかこうにか勝負のホールをしたいと思って、17番でバーディを獲れたのですごく良い1日でした。

―15番で落としてからの残り3ホール

　やはり勝ち方というか、勝負所を客観的に見れていた部分はあります。17番は苦手な前上がりの左足下がりのライでしたが自信を持って打てました。

　ここで決めたら勝てるのかなと思って、それなりのショットが打てたので、勝負所でしっかりできたと思います。

―今年は優勝できそうという予兆はあったか

（6月の）アース・モンダミンカップで優勝争いができて（7位タイ）、ここまで争えるようになったんだと思っていましたが、中盤から後半にかけてはなかなか成績が出ませんでした。

　最近は調子も良くなくて、ショットもパットもスコアも作れなかったですが、それでも最後まで諦めずに頑張ろうと、毎日きつかったですが、そう思っていました。上手くいかないことの方が多く（優勝できるという）予想はしていなかったですが、本当に良かったです。

―練習時から追い込んでいた

　はい。アマチュアの頃は練習が本当に嫌いでしたが、プロになってからは意識が変わりました。

　こんな見た目なので、全く練習してないんじゃないか？とよく言われますが、いつか2勝目を挙げたいと思っていて、諦めなければ結果はついて来るということを見せられたと思います。

―周りのサポートが大きかった

　本当にそうですね。初優勝してから11年間はなかなか上手くいかず、辞めようとは思わなかったですが、5～6年なんて予選通過がギリギリで上位争いはできませんでした。

　私が思い描いていていたゴルフではなく悔しかったので、勝てて良かったです。

―何が一番変わったか

　よく疲れるのですが、今年はそんなこともないので、やっと成績に繋がったという感じです。大きく変えたとかはないかもしれないです。

―ウィニングパットの瞬間

　本当は入れて勝ちたかったですが本当に嬉しかったです。声援がすごく聞こえてきて（ラウンド中は）打つたびにすごい大きい声で「ナイス」って皆が言ってくれて、すごく力になりました。

―今後について

　私もこんなゴルフが出来るんだって思えたので、自信を持ってゴルフをしたいのと、また上位で争えるように、また勝てるように頑張りたいです。

（写真：Getty Images）