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アイアンショットを狙った方向に打ち出すために効果的な“スプリットハンドドリル”

2023年1月18日(水)午後1:13

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 アイアンショットが左に引っ掛け気味だったり、ときどきダフる。上級者クラスにも、このような悩みを抱えている人は多いようです。

 そういうゴルファーのスイングを見ると、ダウンスイングでクラブが寝てしまい、インサイドから入りすぎてアウトサイドに抜けていくケースが目立ちます。

 調子がいいときは、腰の回転とクラブが寝る動きがマッチし、いい感じでインサイドから入ってきてナイスショットが生まれるわけですが、調子が悪くなったり、大事にいこうとしすぎると、下半身が止まってしまってクラブだけが寝て入り、大ダフリになることもあります。

 このような症状のある人には、“スプリットハンドドリル”をオススメしています。

 右手と左手を離したスプリットハンドでクラブを持ったら、いつものようにクラブを振り上げ、ダウンスイングで手元が腰の位置に来るまで下ろして(ハーフウェイダウン)、一度動きを止めます。このとき、後方から見てヘッドが腰の位置と重なっているかどうかを鏡などに映してチェックしてみましょう。

 また、ハーフウェイダウンでクラブがターゲットラインと平行になっているかどうかもチェック。スタンスと平行になるように地面にクラブを置き、そのクラブと腰まで下ろしたクラブが重なっているかどうかを確認するようにしましょう。

 さらに、ハーフウェイダウンだけでなく、フォロースルーでも、クラブが地面の平行になったとき、地面に置いたクラブと重なっているかどうかを確認してください。

 動きが確認できたら、スプリットハンドのままハーフスイングでボールを打ちましょう。

 ボールが左にいかなければOKです。一方、左に飛ぶとときは、まだインサイドアウトが強い証拠。腕のローテーションをできるだけ抑え、腰の回転で打つように。右ワキをしっかり締めていれば腰の回転で打てるようになります。

 ボールが真っすぐ飛ぶようになったら、普通のグリップに戻して、右ワキの締まりを意識しながらボールを打ちましょう。

 なお、右ワキの締まりに関しては、練習でみっちりやることが大事です。特に、アイアンショットが安定しない人は、練習の7割前後をこれに費やしてもいいくらい。コースでショットを打つときには、ことさら右ワキを意識しなくても済むようにやっておきましょう。

 右ワキの締まりがしっかりしていれば、体の回転で打てるようになるので、出球が整い、弾道そのものも強くなります。確実にグリーンに乗せるためにも、練習を積むことをオススメします。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #20」より(放送・見逃し配信中)

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