第2の石川遼を目指すジュニア達が国内男子ツアーに殴り込みをかける。

　27日開幕の同ツアー、VanaH杯KBCオーガスタ（福岡・芥屋GC）で、目玉は17歳の高校生プロ石川だ。その石川を目標とし、近い将来ライバルになるであろう候補者達が同じ舞台に登場する。その筆頭が13歳11か月で日本アマに準優勝し、ジュニアの底力を見せ付けた伊藤誠道（湘洋中）。現在中学2年生の伊藤は、08年11月のキヤノンオープンでツアー初出場し、カットラインに1打及ばず予選落ちした。だが、その経験を生かして日本アマ準優勝。今大会では14歳21日のツアー最年少記録で決勝ラウンドに進出したい。

　他に、石川と同じ高校3年の森博貴（福井工業大付属福井高）、石川と同じ杉並学院高の後輩で2年生の中里光之介、香妻陣一朗（日章学園中3年）が参戦する。森は妹、香妻は姉がいずれもアマチュアとしてプロツアー出場を経験しており、負けるわけにはいかない。プロ達を食うほどのプレーを披露し、世間をアッといわせたいところだ。

　一方、もちろんプロ達もアマチュア以上に活躍しなくてはならない。石川、全米プロ帰国後に関西オープンで優勝し絶好調の藤田寛之、昨季賞金王の片山晋呉などが勢揃いし、プロとしての誇りを見せ付ける。