26日、国内男子ツアーのつるやオープンゴルフトーナメントは兵庫・山の原GC山の原Cを舞台に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行った。予選ラウンドを終えた段階で首位の岩田寛が2オーバー73とスコアを落としたものの、通算10アンダーでリーダーボードの最上段を守った。注目の石川遼は通算1オーバー38位タイ。

　2位と3打差の通算12アンダー単独トップで第3ラウンドを出た岩田は、12番までにスコアを4つ落とす苦しい展開。しかし、15番、16番で連続バーディを獲り返した。2オーバー73と何とか踏ん張り、2位のS・K・ホ（韓）と1打差でトーナメントリーダーの座をキープした。昨季のゴルフ日本シリーズJTカップでは第3ラウンド終了時で首位タイに立つなど、これまで優勝争いに度々顔を出していたが、未だツアーで勝っていない。最終ラウンドはプレッシャーのかかる中、勝星をつかむことができるか注目が集まる。

　また、通算1アンダー36位タイで第3ラウンドを迎えた石川は10番スタートのこの日、14番まで1バーディ、1ボギー。15番パー5では2打目でグリーンエッジまで運び、バーディを奪った。16番でダブルボギーを叩いたが、17番でバーディパットを沈め、粘りを見せる。だが、18番をボギーとすると、後半はノーバーディ、1ボギー。2オーバー73で回り、通算1オーバー38位タイでホールアウトした。2週連続で予選を通過した16歳の石川。大会も残り1日、どのようなプレーで締めくくるのか見逃せないことになりそうだ。

　その他、岩田と2打差の3位に宮里聖志、さらに1打差の4位で昨季賞金王の谷口徹が続いている。開幕戦Vの宮本勝昌は片山晋呉、深堀圭一郎らとともに通算6アンダー5位タイ。谷原秀人は通算2オーバー43位タイで3日目の競技を終えている。