タイガー・ウッズ（米）の劇的な勝利でメジャー第2戦、全米オープンが幕を下ろしたばかりだが、第3戦の全英オープン（現地時間7月17?20日、英ロイヤル・バークデール）を目指した戦いが、国内ツアーで佳境を迎えようとしている。

　5月中旬の日本プロゴルフ選手権から、19日開幕の?全英への道?　ミズノオープンよみうりクラシック（兵庫・よみうりCCウエストC)までの獲得賞金ランキング上位の2人が、メジャーへの切符を手にすることができる。

　現在、1位は片山晋呉、2位谷原秀人となっているが、この2人はすでに別の資格で出場権があるため繰り下がり、3位のプラヤド・マークセン（タイ）が実質の1位となっており、獲得額からすでに当確だ。

　こうなると同ランキングでの残る切符はあと1枚とあって、誰もが必死の形相で大会に臨む。4位のリャン・ウェンチョン（中）もすでに出場権があるため、もっとも全英に近いのは、5位の甲斐慎太郎。6位で高山忠洋が追っており、ツアー初優勝が待たれる岩田寛が7位につけている。

　また、今大会の上位4人にも全英出場権が与えられるとあって、通常のツアー競技とは一味違った厳しい戦いとなるはずだ。