ニュース・コラム

国内男子

遼、出遅れ! 予選突破に黄信号

2008年9月25日(木)午後8:40

 25日、国内男子ツアーの新規トーナメント、アジア太平洋連盟と共催のアジアパシフィック パナソニックオープン(大阪・茨木CC西C)が開幕。17歳の高校生プロ、石川遼は6オーバー76とスコアを崩し、122位タイと大きく出遅れた。上位は8アンダー62と大爆発した横尾要が単独トップ。2打差の2位タイでウェンチョン・リャン(中)とマーカス・ボス(豪)が続いている。

 パナソニックに所属する石川が2試合ぶりの予選突破へ厳しい状況に追い込まれた。前半だけで5つのボギーを叩くと、後半は1バーディ、2ボギー。第1ラウンドは6オーバー76の122位タイと苦しいスタートになった。だが、ホストプロの意地にかけ、低迷したままで終わるわけにはいかないはず。第2ラウンドは持ち前の攻撃的なゴルフでバーディを量産し、リーダーボードを駆け上がりたい。

 一方、石川と同組で回った07年全米オープン王者のアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)はまずまずの発進を見せた。11番でボギーが先行したが、16番と18番でバーディ。1アンダーでハーフターンすると、後半もスコアを1つ伸ばした。5バーディ、3ボギーの2アンダー68で回り27位タイ。第2ラウンド以降もメジャー王者が日本でどのようなプレーを披露するのか注目だ。

 その他、谷原秀人が深堀圭一郎らと共に、首位と4打差の7位タイにつけている。前週優勝の矢野東は3アンダー67の18位タイ、92年マスターズチャンピオンのフレッド・カプルス(米)はイーブンパー70の50位タイ。しかし、あと1勝に迫っている通算25勝の永久シード獲得を狙う片山晋呉は1オーバー71の74位タイ、谷口徹も3オーバー73で88、89年全米オープン覇者のカーチス・ストレンジ(米)他と同じ103位タイとスタートダッシュはならなかった。

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