米ツアー、フェデックスカップポイントランク2位のカミロ・ビジェガス（コロンビア）が、国内男子ツアーのコカ・コーラ東海クラシック（2日開幕、愛知・三好CC西C）にディフェンディング・チャンピオンとして乗り込んでくる。

　米ツアー未勝利ながら“スパイダーマン”のニックネームの理由であるグリーンにはいつくばってラインを読む独特のポーズで注目を集めていたビジェガスは、06年大会に初出場。07年大会は見事に優勝し、日本でも存在感を示していた。

　何度も米ツアーで優勝争いをしながらなかなか勝てずにいたが、今季の同カッププレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権で初優勝。最終戦のツアー選手権も制し、フェデックスカップ優勝のビジェイ・シン（フィジー）まであと一歩に迫る勢いを見せ、その実力を証明した。

　その翌週に乗り込んできた今大会には、3歳年下の弟、マヌエルも参戦。「兄と一緒にPGAツアーで戦うのが夢」と話すマヌエルの目の前で、連覇を飾ろうと意気込んでいる。

　そのビジェガスと同組で予選ラウンドをプレーするのは、3週連続ホストとしてトーナメントに臨む石川遼。米ツアーで今最も旬な男に、日本の精鋭が直接対決を挑む。