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国内男子

片山がプレーオフを制し、今季3勝目! 遼クンは5位タイフィニッシュ

2008年11月16日(日)午後5:35

 国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場C)は16日、最終ラウンドの競技を終了した。首位と2打差の単独2位から出た片山晋呉が、最終18番でバーディを奪い、今野康晴と並び通算16アンダーでホールアウト。プレーオフで今野を下し、逆転で今季3勝目を飾った。注目の石川遼は、マスターズ王者のトレバー・イメルマン(南ア)と同じ通算12アンダー5位タイに入っている。

 日本オープンゴルフ選手権競技でツアー25勝を達成し、永久シードを獲得した男が念願のタイトルを獲得した。この日、ノーボギーの3アンダー69でラウンドした片山は、72ホール目で今野に追いつきプレーオフへ突入する。18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目で、パーに終わった今野に対し、片山は3打目をピンそば約1メートルに寄せてバーディを奪取。雄たけびを上げ、今大会初制覇を喜んだ。「この大会に勝てて最高ですね。パッティングも良かったし、気持ちも充実していました」と勝因を語った片山。今大会で優勝賞金4,000万円を加算し、2006年以来の賞金王へ大きく前進した。

 一方、注目の高校生プロ石川遼は、後半に追い上げ5バーディ、2ボギーの3アンダー69でフィニッシュ。通算12アンダーで優勝はならなかったものの、持ち前の攻めのゴルフでギャラリーを魅了した。「いい4日間で、素晴らしい経験になりました。(今大会では)違った自分の良さが出せたかな、と思います」と清々しい表情を見せた石川。今季残り3試合を全力で戦うことを誓った。

 その他、最終ラウンドで7アンダー65の猛チャージを披露した甲斐慎太郎が通算14アンダー単独3位に食い込んだ。米ツアーから凱旋出場の今田竜二は、武藤俊憲、ブレンダン・ジョーンズ(豪)らと共に通算11アンダー7位タイ、谷原秀人は通算7アンダー21位タイだった。また、賞金ランク2位の矢野東は予選落ちしたため、同ランクトップの片山との差が約4,500万円に広がっている。

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