国内男子ツアー、カシオワールドオープン（高知・Kochi黒潮CC）は27日開幕。17歳の石川遼は第1ラウンドを2アンダー70で回り、20位タイで発進した。6アンダー66の好スコアをマークした小田孔明が単独首位。1打差の2位で佐藤えいちが追っている。

　前週のダンロップフェニックスで単独2位に入った石川が安定したゴルフで第1ラウンドを終えた。10番から出て13番でバーディが先行。15番でスコアを1つ落としたが、18番パー5で持ち前の飛距離を生かしバーディを獲り返した。後半は1バーディ、ノーボギーでラウンドし、矢野東、谷原秀人他と同じ20位タイでホールアウト。前週は初日34位タイでスタートした後、2日目以降に順位を上げた石川。今週も同様にリーダーボードを駆け上がりたい。

　また、現在賞金ランク首位の片山晋呉が2週前の三井住友VISA太平洋マスターズに続く今季4勝目に照準を定めた。初日は4バーディ、1ボギーの3アンダー69、5位タイでフィニッシュ。同ランク2位の矢野とは約4,390万円差で、今週勝てば2年ぶり5度目の賞金王が確定する。第1ラウンドの好スタートを生かして今大会を制し、両手に花といきたいところだ。

　その他、久保谷健一と久保超路の2人がトップと2打差の3位タイにつけている。石川と同じ20位タイに選手会長の宮本勝昌、近藤智弘、悲願の初優勝を狙う宮里優作ら。しかし、ディフェンディング・チャンピオンの手嶋多一は2オーバー74で73位タイ、尾崎将司は5オーバー77で96位タイと出遅れた。