国内男子ツアーの今季開幕戦、東建ホームメイトカップ（三重・東建多度CC・名古屋）は18日、第3ラウンドの競技を終了。前日42位タイの石川遼は3日連続のイーブンパー71とスコアを伸ばせず、通算イーブンパー42位タイにとどまった。小田孔明とブレンダン・ジョーンズ（豪）の2人が通算7アンダーでトーナメントをリード。1打差の3位タイで高山忠洋ら5人が追っている。

　ムービングデーのこの日、石川はリーダーボードを一気に駆け上がることはできなかった。10番からスタートし、12番パー5で3打目のバンカーショットを寄せてバーディを先行。後半も3番でバーディパットを沈めたが、上がりの2ホールで連続ボギーを叩いた。2バーディ、2ボギーのイーブンパー71で通算イーブンパー42位タイ。今大会ではバーディパットを入れられず昨季大会の5位タイの成績を上回るのは厳しい状況だ。しかし、「（最終ラウンドはバーディパットを）全部決めるつもりでやっていきたい」と意気込み十分。持ち前の攻撃的なゴルフを見せ、1つでも順位を上げたい。

　一方、ツアー2勝目を狙う小田がトップタイに立った。通算3アンダー10位タイから出て、前半を3バーディ、1ボギー。後半は2つのバーディ（ノーボギー）を獲り、4アンダー67の通算7アンダーでホールアウトした。08年のカシオワールドオープンで初優勝を飾った男がさらに白星を重ねることができるか注目だ。

　その他、丸山茂樹が1アンダー70で回り、星野英正らと同じ通算5アンダー8位タイで続いている。昨季賞金ランク2位の矢野東、藤田寛之は通算4アンダー15位タイ、悲願の初勝利を狙う宮里優作は通算2アンダー32位タイ。近藤共弘は通算1オーバー52位タイに低迷している。