国内男子ツアーの?全英への道?　ミズノオープンよみうりクラシック（兵庫・よみうりCC）は27日、第3ラウンドの競技を終了。前日2位の石川遼が4アンダー68で回り、通算14アンダーでフィニッシュした。2位タイのプラヤド・マークセン（タイ）と金亨成（韓）に3打差をつけて単独トップに立ち、優勝に王手をかけている。

　石川がツアー3勝目へ最短距離につけた。この日は出だしの1番でバーディを先行させると、2番パー5で3打目のアプローチを寄せてバーディ。4番パー4では2打目をピンそばにつける正確なショットでスコアを伸ばした。後半は10番をボギーとしたが、第2ラウンドでダブルボギーを叩いた13番で雪辱を果たすバーディを奪取。16番でもバーディパットを沈め、通算14アンダーでホールアウトし、トーナメントをリードした。

　08年マイナビABCチャンピオンシップに続く白星に向けて最高の位置を確保した石川。重圧のかかる状況が予想されるが、最終日は「基本に忠実に明日もプレーするのみだと思います」と平常心で臨むことを強調。尚、今大会の上位4人は7月の全英オープンの出場権を獲得できる。石川は4月のマスターズ、8月に予定される全米プロでは特別招待で参戦。メジャー今季第3戦は自力で切符をつかみ、世界の大舞台に乗り込みたい。

　その他、近藤共弘が通算7アンダー6位タイ、谷原秀人が通算6アンダー8位タイで続いている。日本プロゴルフ選手権を制覇した池田勇太は通算5アンダー13位タイ、丸山茂樹は通算4アンダー19位タイ。前週の全米オープンに出場し、日本勢で唯一予選突破した矢野東は通算2アンダー35位タイで第3ラウンドを終えている。