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国内男子

遼クン、プロ転向秒読み?!

2007年12月30日(日)午後0:05

 今年、ゴルフ界の話題を独占した石川遼(杉並学院高校1年)。マンシングウェアオープンKSBカップを15歳の史上最年少で制し、一躍時の人となって以来、“ハニカミ王子”への注目は止まるところを知らない。ゴルフ界の宝のプロ転向時期は?

 父・勝美さんとその周辺の話を総合すると、来季ツアー開幕前にプロ転向する線が濃厚になってきた。遼クン本人も最終戦の日本シリーズに出場した際、「プロの世界でやらないとうまくならない」と明言しており、現役高校生プロ誕生の時期が近づいていることを示唆している。

 アマチュアでゴルフを続けて行くには、きれいごとではなく莫大な費用がかかる。1試合遠征するだけでも数十万かかり、家族や関係者が同行すればそれだけ出費がかさんでいく。だから出場する資格がありながら、費用の問題で「試合に出ない」というアマチュアもいる。しかしプロになればその負担が一気に減るばかりか、莫大な契約金が手に入る。当事者にしてみれば、「お金に苦労せず、プロの舞台で戦いたい」と気持ちが湧くものよく理解できる。

 だがゴルフ界全体が若年齢化する現在も、10代半ばでプロ転向し成功している例は、世界を見てもそれほど多くはない。ミッシェル・ウィー(米)が最たる失敗例で、かつてタイガー・ウッズ(米)2世と呼ばれたタイ・トライオン(米)もまたしかり。今シーズン半ばでプロになったタッド・フジカワ(米)は、まだ予選すら通れていない。アマチュアでプロの試合に活躍したからといって、即戦力になるほどプロは甘い世界ではないというわけだ。

 もちろんプロ転向後も今と同じ、いやそれ以上の活躍ができればいいが、なまじ皆が優勝を期待しているだけに、それに応えようと張り切り過ぎると、思わぬ落とし穴に待っていそうな気がする。いずれにせよ、その時期は近づいている。“プロ・石川遼”が誕生したら、願わくば気負わず、普段着のゴルフを心がけてもらいたい。

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