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“パワーの源”である股関節を意識して飛距離アップ

2024年3月27日(水)午後2:34

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「飛距離を伸ばしたい」というのは、どんなゴルファーでも思うこと。それを目標に日夜努力しているアマチュアゴルファーも多いのではないでしょうか。

 今回はそんな人のために、“パワーの源”でもある股関節を最大限に生かして飛距離アップを実現する方法を紹介したいと思います。

 まずは左足を浮かして右足1本で立ち、そのまま股関節から前傾して、右股関節を入れて体重を乗せます。股関節を入れるというのは、右股関節を、バックスイングをしたときの状態にすることです。

 このとき、頭の位置を変えないで、右股関節だけ入れることを意識しましょう。また、浮かした左足は後方で、地面と平行になるくらいまで上げます。なお、最初は、左手でクラブを持ち、そのクラブを杖代わりに地面に付いていて構いません。

 このような姿勢になると、かなり右股関節に負荷が掛かると思いますが、バックスイングではこれぐらいしっかり体重を乗せることが大事なのです。

 次にこの状態(右股関節を入れた状態)をキープしたまま、左足をスタンスの位置に戻し、腕を上げてトップの形を作ります。

 そうすると、いつものトップより股関節が深く入っているのが分かるはず。同時に、普段は、股関節を使っているようであまり使っていなかったことも分かります。

 このトップの形から、ダウンスイング。もちろん実際のスイングでは、バックスイング~トップ~ダウンスイングという流れになるわけですが、右股関節を深く入れることで、弓を引くときのように身体全体が引っ張り合う形になり、ダウン~インパクトでは右足の蹴りが強く使えるようになります。

 右股関節がしっかり入っているかどうかは、お尻周辺の筋肉にハリがあるかどうかで分かります。スイングする際は、右のお尻を意識して右股関節に体重を乗せてください。

 右股関節の正しい動きは、単に飛距離アップのためだけでなく、バランスの良い体重移動、回転、さらには大きなスイングアークの原動力となり、安定した飛距離と方向性の両立につながります。ぜひ試してみてください。

 ただし、股関節を深く入れるトレーニングは、負荷の強いメニューとなります。やり過ぎると故障の原因にもなることもあるので、くれぐれも無理をしないようにしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #74」より(放送・見逃し配信中)

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