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ロングパットは手でボールを転がしたときのイメージを大切に

2024年4月17日(水)午後1:12

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 今回は、ロングパットのレッスンです。

 15~20ヤードのロングパットになると、諦めムードになるゴルファーも多いようですが、カップインは難しいとしても2パットで切り抜けるためには、きちんと戦略を立てて臨むことが大事です。

 まずはライン読み。長い距離になると、フックラインとスライスラインが交互に来る“ブレイクライン”になっていることもありますが、分かる範囲でいいのでどの辺りでどのような傾斜があるかを把握しましょう。

 そして次に、どれくらいの強さで、どこにボールを打ち出していくかをしっかり決めます。短い距離の場合、どこに打ち出すかをしっかり決めていると思いますが、長い距離でも同じです。絶対に、「こんな感じ」という狙い方にならないようにしましょう。

 転がす強さと、打ち出す方向が見えてきたら、ボールとターゲットを結んだ線上の後方から、身体をターゲットに正対させて素振りをします。

 ボールの後方で素振りをするのは、そのほうがボールの転がりをイメージしやすいからです。打ち出したボールがどうやって転がっていくかをイメージしながら素振りをしてください。

 また素振りをする際、2~3mショートするであろう振り幅での素振りと、3~4mオーバーするであろう振り幅の素振りをしてから、これからやるべき振り幅を決めると、やるべき振り幅がより明確になります。

 そして、そのイメージが消えないうちにボールにセットして、ストロークに入りましょう。

 ゴルファーの中には、構えた場所で素振りをする人もいますが、セットしてからの素振りはあまり効果的ではありません。コーチによっては禁止している人もいるくらいです。ボールのところにいってから素振りをしないことに、少し不安を覚える人がいるかもしれませんが、この形に慣れてください。

 最後に、ロングパットの練習法です。カップに入れるつもりで、手でボールを転がし、ラインと距離感を具体的につかみましょう。そしてその転がりをイメージしながら実際にボールを打って転がしましょう。

 この練習をやっているうちに手で転がす量とバックスイングの量が合ってくるはず。そうすれば距離感も合うようになってきます。

 手でボールを転がしたときの感覚を実際のパッティングに持ち込めるようになれば、ロングパットも自信を持って狙えるようになるのです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #77」より(放送・見逃し配信中)

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