レッスン
ドローヒッターなのに右へすっぽ抜ける場合は「グリップ」をチェック
2024年5月15日(水)午後1:31
もともとドローヒッターで、ボールもしっかりつかまっていたのに、なぜか右プッシュが出るようになった。そういう悩みを抱えている人に多いのが、グリップの左右の手のバランスが悪いケースです。
特によく見かけるのが、右手のグリップが、横から持つような形になっているパターン。ドローヒッターなので、ストロング気味に握るのは当然のことですが、横から握り過ぎると、ダウンスイングでクラブがインサイドから下りてくるので、左脇が空いてボールが右へ出てしまいます。それを嫌がって左脇を締めて腕を畳んで振り抜いていくと、今度はフェースが被るので、強烈なフックボールになってしまいます。
解決策としては、右手のグリップを修正するしかありません。「このグリップだったら左脇を締めて振っても、絶対に引っかからない」というポイントを探すことが大事です。
具体的には、まず両手でクラブを持って、身体の正面で地面と水平になるくらいまでクラブを上げます。そして右手を離し、右手のひらを自分の方に向け、右手の親指と人差し指を近づけてください。
そうすると、親指と人差し指の間にくぼみができます。そのくぼみにグリップした左手の親指をはめるような感じで握ってください。左手の親指は完全に隠れるようになっているはず。またこのとき、右手の親指と人差し指でできる「V字」が右肩を指していればOKです。
このように握ったら、ヘッドを地面に置きます。
それまで右手が強烈なストロングになっていた人は構えただけで違和感を覚え、球がつかまらない感じがすると思いますが、グリップの形自体はきれいになっていることがほとんど。そしてそのグリップでボールがつかまるようになれば、スイング軌道も直ってプッシュも引っかけも収まるはずです。
この調整をするとき、最初はウィーク気味のグリップから始めるといいでしょう。もちろんボールを打つときは、つかまるかどうかを気にしないように。
ゴルフのレベルが上がるほど、知らず知らずのうちに打ちやすいようにストロングに握ってしまったり、フェースをかぶせたりといった微調整をやってしまいがち。それが次第にクセになり、悪循環に陥って原因不明の不調に繋がってしまいます。
このような悪循環を防ぐためにも、自分の基準となる型をしっかり把握した上で定期的なスイングチェックを行うようにしましょう。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #85」より(放送・見逃し配信中)
特によく見かけるのが、右手のグリップが、横から持つような形になっているパターン。ドローヒッターなので、ストロング気味に握るのは当然のことですが、横から握り過ぎると、ダウンスイングでクラブがインサイドから下りてくるので、左脇が空いてボールが右へ出てしまいます。それを嫌がって左脇を締めて腕を畳んで振り抜いていくと、今度はフェースが被るので、強烈なフックボールになってしまいます。
解決策としては、右手のグリップを修正するしかありません。「このグリップだったら左脇を締めて振っても、絶対に引っかからない」というポイントを探すことが大事です。
具体的には、まず両手でクラブを持って、身体の正面で地面と水平になるくらいまでクラブを上げます。そして右手を離し、右手のひらを自分の方に向け、右手の親指と人差し指を近づけてください。
そうすると、親指と人差し指の間にくぼみができます。そのくぼみにグリップした左手の親指をはめるような感じで握ってください。左手の親指は完全に隠れるようになっているはず。またこのとき、右手の親指と人差し指でできる「V字」が右肩を指していればOKです。
このように握ったら、ヘッドを地面に置きます。
それまで右手が強烈なストロングになっていた人は構えただけで違和感を覚え、球がつかまらない感じがすると思いますが、グリップの形自体はきれいになっていることがほとんど。そしてそのグリップでボールがつかまるようになれば、スイング軌道も直ってプッシュも引っかけも収まるはずです。
この調整をするとき、最初はウィーク気味のグリップから始めるといいでしょう。もちろんボールを打つときは、つかまるかどうかを気にしないように。
ゴルフのレベルが上がるほど、知らず知らずのうちに打ちやすいようにストロングに握ってしまったり、フェースをかぶせたりといった微調整をやってしまいがち。それが次第にクセになり、悪循環に陥って原因不明の不調に繋がってしまいます。
このような悪循環を防ぐためにも、自分の基準となる型をしっかり把握した上で定期的なスイングチェックを行うようにしましょう。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #85」より(放送・見逃し配信中)
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