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木下裕太、ラウンド前に効果的な「クラブ2本持ち素振り」

2024年6月13日(木)午後5:08

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 アマチュアゴルファーを見ていていつも気になるのは、ラウンド前の練習をしないで、いきなりラウンドする人が多いことです。普段からそういうことをやっていると、寒い時期なら確実に身体を痛めるし、暖かい季節でも、身体が温まるまでに4~5ホールはかかってしまい、温まるまでは練習通りのスイングができなくなって、きちんとボールを捉えることができなくなってしまいます。

 せっかくのラウンドなのに、18ホール中5ホールが無駄になるというのはもったいないと思いませんか?

 そうならないためにも、早めにコースに着いて、しっかりストレッチをして、少なくとも20~30球は打って欲しいところですが、ラウンド当日の早朝に家を出発するアマチュアゴルファーの場合、「そんな余裕がない」という人もいるようです。

 そういう人にオススメしたいのは、クラブ2本を持っての素振りです。

 7、8番アイアン(写真①)を両方ともグリップ側を持ち、最初はゆっくり振って、身体が動くようになったらどんどんスピードを上げてください(同②~④)。これを左右両方やります。

写真①


同②~④

 ドライバーより重いアイアン、しかも2本を持って振るとなると、軽く振っている分にはそれほど負担はかかりませんが、真剣に、しかも速く振ろうとすると身体全体、特に下半身をしっかり使わないといけなくなるので、正しい動きが身に付くし、トレーニングになります。

 私の場合は、ラウンド前の練習場でも、練習始めと終わりに必ずこの素振りをやるようにしています。

 時間のないときはもちろんですが、ぜひ普段の練習でもトレーニングのつもりでやるようにしてください。飛距離アップにも繋がるはずです。

(取材協力:茨城県・JGMセベバレステロスゴルフクラブ)

木下裕太(きのした・ゆうた)
1986年5月10日、千葉県生まれ。高校2年時の 2003 年に「関東ジュニア」で優勝。翌 2004 年には 「全日本パブリック選手権」を制した。日本大学進学後の 2006 年には「日本アマ」でベスト8に入る。2007 年にはナショナルチームにも選ばれた。プロ2年目の2009 年にはチャレンジツアーで優勝。レギュラーツアー初優勝は2018 年の「マイナビ ABC チャンピオンシップ」。2023 年の「バンテリン東海クラシック」で ツアー2勝目を挙げた。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/6/7 発売号より転載)

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