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ナイツ・塙さんの弱点発見!?飛ばしに必要な“捻転差”を身に付けよう

2024年8月8日(木)午後0:15

 今回は「マトウスゴルフ(センサーと一体化した専用ウェアとアプリでスイング時の姿勢を解析、計測するレッスンツール)」を使って岩本肇プロがナイツ・塙宣之さんのスイングを分析。その結果、ダウンスイングで、上半身と下半身が一緒に動いているというエラーが見つかりました。そこで今回は、飛距離アップには必要不可欠な、上半身と下半身の捻転差についてレッスンします。
 

「思ったほど飛ばない」という悩みを抱えたアマチュアゴルファーによく見られるのが、切り返しからダウンスイングで、上半身と下半身が一緒に動いてしまうケース。動きでいうと、「右向け右、左向け左」をしているような感じになっているのですが、これではクラブが走ってくれず、スイング軌道も安定しません。

 この動きを改善するためには、下半身を止めた状態で手だけで打つ練習が必要です。具体的には、バックスイングでひねった腰を、構えたときのライン(ターゲットラインと平行のライン)に対して45度のところで止め、腕の動きだけでスイングをする練習です。打ち終わったあと、腰は右45度、上体は左45度を向く感じ。腕の力を抜いて、腕とクラブが勝手に振られるようにして、フォロースルーでは左ヒジを畳んでクラブで円を描くように振りましょう。

 腰を止めることを意識することで、上半身と下半身に捻転差が生まれ、インパクトからフォロースルーで右手と左手が入れ替わる形になりますが、それが大事なのです。

 それに対し、上半身と下半身が一緒に動いてしまうと、上半身がボールの方に突っ込み、空振りやチョロが出やすくなります。また、腕を振っている感覚がなく、実際にヘッドスピードも上がりません。自分がボールよりも後ろにいることによって、クラブが走るようになるということを覚えて置いてください。

 これまで腕を振ってこなかった人は、足を閉じた状態でこのドリルをやるのもいいでしょう。足を閉じたまま腰をひねってクラブを振り上げ、腰を45度のところで止めたままボールを打ちます。そして、これができるようになったら、普通にスタンスを取ってスイングしてください。

 上半身と下半身の捻転差が生まれてくると、自分ではそんなに強く振っているつもりはなくても、腕がクラブを走らせてくれるので、球の弾きが格段に良くなり、飛距離も伸びます。ぜひお試しを。

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