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倉本昌弘、ゴルフをより楽しむためのアドバイス

2024年10月24日(木)午後1:37

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 今回は、アマチュアゴルファーを見ていて、いつも感じていることをお話ししたいと思います。

 まずは、コースマネジメントについて。コースマネジメントが大事だということを知っている人は多いと思いますが、それを徹底している人は少ないように思います。

 例えばプロの場合、バンカーの砂が硬めで易しく、ラフから打つよりもバンカーからの方が狙いやすいと判断したときは、バンカー方向に向かって打つことがあります。それぐらい攻め方を徹底しています。



 また、単にコース攻略法を考えるだけでなく、コースの状態をしっかり見極めることも大事です。

 私の場合、例えば雨上がりのコースならば、ボールが転がりにくいことがあるので、序盤でその転がりを確かめます。また、ラフを刈っていないことが多いので、できるだけラフに入れないような攻め方を、入ってしまった場合は、その粘りを入念にチェックします。



 次に、アマチュアがよく口にする“難しい”について。多くのゴルファーは、「FWは難しい」「アゴが高いバンカーは難しい」など、やたら“難しい”を連発しますが、できないのは練習をしていないから。もし、難しいを克服したいのなら、練習が必要です。

 最後に、巷に溢れるゴルフスイングの常識について。レッスン書などを見ると、今どきの“スイングの常識”が書かれているのを目にすることがありますが、それらの常識はあまり信用しない方がいいと思います。そのほとんどが、“こじつけ”で、特に意識をする必要がないものだからです。



 その最たるものが“地面反力”。そもそも地面反力というのは、普段から活用しているもので、ゴルフだけに必要なものではありません。

 そういう言葉のマジックに騙されないようにして、しっかりゴルフの本質を見つめてプレーをすれば、ゴルフがさらに楽しくなると思います。



(取材協力:兵庫県・鳴尾ゴルフ倶楽部)

倉本昌弘(くらもと・まさひろ)
1955年9月9日、広島県生まれ。日本大時代に日本学生4連覇を達成したほか、1980年には中四国オープンに優勝するなど、トップアマとして活躍。1981年にプロ入りし、同年、4勝を挙げて賞金ランク2位に。1982年には日本プロを初出場で制するなど、ツアー通算30勝を挙げた。現役当時の愛称は“ポパイ”。シニアツアーでも2007年に初優勝を飾ったほか、10年には2勝を挙げて賞金王に。2014年2月、現役選手としては初の日本プロゴルフ協会会長に就任した。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/10/18 発売号より転載)

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