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国内女子

上田桃子、20年のツアー生活にピリオド「上手くなろう、強くなろうと毎日考えていた」

2024年11月16日(土)午後3:37

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 ツアー通算16勝の上田桃子は15日、国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープン(愛媛県/エリエールゴルフクラブ松山)を最後にツアー生活に区切りをつけた。予選通過は叶わなかったが、ホールアウト後には多くの選手が上田を迎えた。

―終えた今の心境は

 自分は(イ・)ボミとかとはキャラが違うので、たくさんの選手が待ってくれているとは思いもしなかったです。本当にビックリして、16番や17番から付いて来てくれる後輩たちもいて嬉しかったです。

―1番のティーグラウンドに立った時

「最後の一日か」というのはありましたが、「やるぞ」という気持ちだったので、あまり感傷的な気持ちになることはなく「今日で最後だな」「絶対に出し切るぞ」と思っていました。 

―18番のグリーンに上がった時

「最後か」という気持ちでした。やりたいことを一生懸命やってきただけなので、応援して頂けるというのは本当にありがたいなと思いました。やりたいことを精一杯やっていたら、こういう景色も見られるんだなと思って、嬉しい気持ちでした。最終ホールは「とにかく入れるぞ」ということしか考えていなかったので、悲しくはならなかったです。

―ツアー生活にピリオドを打った

 明日からゴルフのことを考えない時間が来るというのは、非現実的という感じです。20年間、休んでいる時もゴルフのことを考えて生活してきたので、それがないんだなという寂しさはあります。

―20年間の中で誇れること

 上手くなろう、強くなろうと毎日考えていたと思います。どんな時もゴルフのことを考えていました。毎日そう思えたのは、唯一誇れるところかなと思います。

―最も印象に残っている試合は

 TOTO(ジャパンクラシック)で勝ってアメリカに挑戦できる権利を得たので、あの優勝で自分の人生がすごく変わりました。まさかアメリカでやるなんて想像もしていなかったので、人生がすごく広がったのはあの大会のおかげだと思っています。

―コーチの存在

 コーチにも恵まれたなと思います。坂田(信弘)プロから始まって、たくさんの人から技術、ありとあらゆる知識をたくさん頂いたなと思っています。

―後輩にメッセージ

 自分を信じて、自分を一番大事にして、自分のことを一番良く知っている選手が強いと思うので、後輩たちにはそういう選手になってもらいたいです。

―新しく挑戦したいことは

 どんなことも自分の中では新しいチャレンジで、女性として生きることも新しいチャレンジなので、仕事だけがチャレンジではないと思っています。社会人として生きることが、ゴルファーとして生きることよりも、自分の中ではもっと大きい世界で頑張らないといけないことなので、大変なステップだと考えています。

(写真:Getty Images)

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