松山4位タイ、2週連続V戦線浮上! 石川も予選突破
2014年5月31日(土)午前9:10
帝王ジャック・ニクラウス(米)がホストを務めるビッグトーナメントで松山英樹が優勝戦線に浮上した。
米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントは現地時間30日、オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日21位タイからスタートした松山が6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、通算7アンダー4位タイにジャンプアップした。
前週のクラウン・プラザ招待 at コロニアルでは、3日目を終えてトップタイに立ちながら最終日に自滅しアメリカ初Vはお預けとなったが、早くも惜敗のリベンジを果たすチャンスが訪れたことになる。
この日の松山はショット、パットともに好調。10番スタートの前半、11番でバーディを先行させると難易度の高い17番、18番で危なげなく連続バーディを奪って3アンダー33で折り返す。3番ではセカンドがバンカーにつかまりこの日唯一のボギーを叩くも、5番からの上がり5ホールで3つバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。
絶好調にも見えるが本人は「悪いショットが(ピンに)つけてくれたりラッキーな部分もありました。いい感じで打ってもしっくりこない部分がある」と未だに消化不良の表情。それでも「ミスしたショットがつくのは状態が上がっているからかも。週末、今日みたいなゴルフが続けられれば、去年の良い頃のゴルフが戻ってくると思う」と前向きな発言が飛び出した。
2日連続の6アンダー66で単独トップに立ったポール・ケイシー(英/通算12アンダー)とは5打差あるが、残り2日で逆転は十分に可能。松山より上にいるのは首位のケイシーに3打差のバッバ・ワトソン(米/単独2位)と4打差のクリス・カーク(米/単独3位)だけ。まずはムービングデーに上から離されないようしっかりスコアを伸ばしておきたい。
一方、石川遼はイーグルあり、ダブルボギーありの出入りの激しいゴルフ(1イーグル、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギー)ながら1アンダー71にスコアをまとめ、通算1アンダー48位タイで予選を突破。11番パー5でグリーン左のクリークを避け2オンに成功してイーグルを奪ったシーンは圧巻。週末のプレー次第で石川にも上位進出の可能性はありそうだ。
また、この日は初日単独首位発進のローリー・マキロイ(北アイルランド)が失速する番狂わせが。10番スタートの前半、13番からいきなり3連続ダブルボギーを叩く大誤算で6オーバー78と崩れ、通算3アンダー24位タイに急降下。ちなみに前半叩いた7オーバー43はマキロイにとって2011年のマスターズ最終日のバック9と並ぶ自己ワーストスコアだった。