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湿ったフェアウェイからのアイアンショット クラブを短く持っても飛距離を落とさない打ち方とは

2024年12月18日(水)午後4:39

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 雨の日のゴルフ。フェアウェイが濡れていて、踏むと水が浮いてくる状態。「最悪!」と思う人も多いでしょうが、実は、少し降っているくらいなら、むしろスコアは作りやすいもの。というのも、グリーンを狙ったショットは止まりやすくなるし、グリーンも少し重めになるので、下りのパットも易しくなる。また、傾斜の影響もそれほど受けなくなり、曲がりも小さくなるからです。

 とはいえ、雨の日は普段とは違うゴルフが必要です。特に注意したいのが、ダフリ。それを避けるためにも、クラブを短く持つことが大事です。グリップの真ん中辺りを持つくらい、思い切って短く持つことをオススメします。

 また、クラブがインサイドから入り過ぎるのもダフリの原因になります。それを修正するためにも、短めに持つと同時に、ボールに近づき、ハンドアップ気味で構えましょう。

 そして、振り幅も少し抑えめに。意識としては、肩から肩のスイング。フィニッシュもライン出しショットのように胸の前で止める感じにしましょう。弾道は低くなりますが、雨の日のグリーンはボールが止まりやすいので問題はありません。

 ただし、この打ち方だと当然、飛距離が落ちてしまいます。それを補うためのスイングをお教えしましょう。

 ポイントは、切り返しのときにできる肩と腰の捻転差(Xファクター)です。上体をしっかり回して、切り返しでXファクターをしっかり作ることが、小さなスイングでも飛距離を落とさない条件になります。

 スイングをする前に、胸の上で両手を交差するようにしてクラブを抱え、上体をねじってください。そうすると腰が50度、肩が90度ぐらい回り、40度前後の捻転差ができますが、さらに切り返しで、腰を先にターンさせて胸がねじり戻るのを我慢。そうすれば、捻転差が最も大きくなりますが、まずはこの動きを体感してください。

 スイングにおけるエネルギーというのは、貯蓄と解放によって生まれ、貯蓄が増えれば解放したときのスピードも増します。その貯蓄のポイントになるのは、トップではなく、切り返し。切り返しでいかに貯蓄できるかが飛距離アップにつながります。

 少し説明が長くなりましたが、クラブを短く持ってスイングをコンパクトにしても、切り返しで捻転差を大きくしてXファクターの数値を上げれば、その番手なりの飛距離は獲得できるということです。

 この練習は、ぜひアイアンでやってください。ドライバーだとクラブが長く、クラブ、腕の運動量が大きくなりがちで、その動きを実感しにくくなるからです。

 雨の日だけでなく、普段のラウンドでも必要となるこのスイング。短いクラブを短く持って、捻転差を意識しながら練習してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #115」より(放送・見逃し配信中)

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