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フェースは開くのか、閉じるのか!? 水を含んだ重いラフの攻略法

2025年1月9日(木)午後5:08

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 今回は、水を含んで重くなっている、雨の日のラフの打ち方についてレッスンをしましょう。

 ピンまでは100ヤード。ラフといえどもしっかりグリーンを捉えていきたいところですが、どう打てばいいのか?

 ラフに入ったときに見極めなければいけないのは、順目か逆目かという点です。アマチュアゴルファーの場合、このことに無頓着な人が多く、それが原因でミスをするケースがよく見られるので注意しましょう。

 まずは順目のラフです。順目は比較的易しいのですが、スピンがかからなくなる分、しっかり高さ出すような打ち方をしましょう。意識したいのはフィニッシュで、高いフィニッシュに収まるようにスイングすると、弾道も高くなります。

 このとき、少しだけクラブを短く持って、芝の抵抗に負けないようにすること。これは順目、逆目に関係なく、ラフでの基本となるので覚えておいてください。

 次に逆目です。実はこれが厄介で、同じラフでも逆目でボールが沈んでいると、難易度はグーンと上がります。

 打ち方としては、フェースを少しかぶせ、ボールを右足寄りに置いて打つというのが基本。フェースをかぶせた分、球は上がらないので、「手前から転がってくれればいい」というつもりで打つといいでしょう。

 実はこの打ち方を、順目でやるという手もあります。フェースを15度程度かぶせ、しっかり振り切る。当然、ロフトが立って、スピンもかからないのでランが増えますが、強いアゲインストのときには有効です。また、グリーンが大きくて、しかもピンが奥に切ってあって、「グリーンに届かせたいけど、オーバーはしたくない」といった状況のときは、1~2番手短いクラブを持ってこの打ち方をするのもいいでしょう。

 もう一つ、順目のラフで絶対にオーバーさせたくないときは、フェースを開いて打つという打ち方もあります。フェースを開いて構え、スタンスは左に向けます。そして、クラブはスタンスに沿って振り抜き、フェースローテーションはしないでフィニッシュまで持っていきます。

 フェースを開いた分、飛距離は落ちますが、ボールの打ち出しが高くなって芝の抵抗が小さくなるので、ラフが深くても大きなミスにはなりません。もし、「届かないかも」と思うのであれば、1番手大きめのクラブを持てばいいだけ。PWで届く距離なら、9番アイアンで狙えばいいのです。

 フェースを開くか、閉じるか。この2つの打ち方をマスターしておけば、水を含んだラフでもグリーンを捉えることができるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #117」より(放送・見逃し配信中)

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