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右足をしっかり踏み込んでのバックスイングが大きな飛距離を生む

2025年1月30日(木)午前11:53

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 飛距離には自信があるけど、普通に飛ばすだけでは物足りない。また、ドラコンホールでは、他を圧倒するようなビッグドライブを実現したい。ゴルファーの中には、そんな思いを抱きながらプレーをしている人も多いようです。今回は、そんなゴルファーへのアドバイスです。

 最初に頭に入れておいて欲しいのは、飛ばすためには単にヘッドスピードを上げるだけではなく、スイングの効率を上げることも大事だということです。言い換えれば、スイング効率を上げつつ、さらにヘッドスピードを上げる必要があるということです。

 効率をアップするために、まずは構えたときの重心配分から見直しましょう。通常は、5対5で構えている人が多いと思いますが、左6対右4と少し左足体重で構えます。この体勢からバックスイングに入るわけですが、その時に右足をしっかり踏み、右足を踏んだ勢いでクラブを上げましょう。そして、トップまでは、足首、股関節、上体の右サイドが一直線になるようなイメージで体をねじっていきましょう。

 右足を踏んで、その勢いでクラブを上げるという動きは、ドラコン世界王者に3度輝き、2023年に飛距離の世界記録(579ヤード)を樹立したカイル・バークシャーがやっているもの。バークシャーの場合、構えたあと両足を交互に踏み、右足を踏んだ時にクラブを上げ、一気にクラブを上げていきます。右足を踏むことによって下からの圧でクラブを上げ、切り返し以降は、左足を踏んで右足を蹴っているのです。

 飛ばすためには、“貯蓄と解放”が大事だという話をいつもしていますが、しっかり貯蓄をすることで、より大きな飛距離を実現しているのです。また、この動きとともに、バックスイングでは、手元をできるだけ遠くに持っていくことが大事です。具体的には、手元と上半身との距離をキープしたままトップまで持っていく。そうすることによって、スイングアークがより大きくなります。

 そしてダウンスイングでは、上半身を飛球線と反対方向に向けたままクラブを下ろしてきましょう。この時、少しでも体の開きが早くなればカット軌道になるため、仮にヘッドスピードが速くても、フェースが開きやすくなって右に飛び出したり、それを嫌がって無理に手首を返すと左に低く出てしまいます。

 また、ダウンでは、腕をリラックスさせて下半身リードで振ることも大事。上半身の開きを我慢して、手元が下りてくるのを待てば、手と身体が同調するので、インパクトでフェースがスクエアに戻ります。

 大事なのは、左右の足の踏み込みによる体重移動と、腕と体を同調させての軸回。この2つを意識して、さらなる飛距離アップを目指してください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #120」より(放送・見逃し配信中)

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