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右プッシュに悩んでいる人は構えとトップ、さらにインパクトの形をチェック

2025年2月27日(木)午前10:12

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 ドライバーで球がつかまらず、右へプッシュアウトしてしまう。今回は、このような症状が出た時の対処法をレッスンしましょう。

 右プッシュの原因はいくつか考えられますが、よく見られるのが、構えた時に右肩が前に出てしまっているケースです。右肩が前に出ると、肩のラインが左を向いてしまうので、軌道がアウトサイドインのカット軌道になりやすくなります。

 また、右の肩甲骨が前に出てしまうとバックスイングの際、右ヒジが外向きになってしまい、右ワキも空いてフライングエルボーの形になり、トップでフェースが開いてしまいます。つまり、右肩が前に出ることで、球がつかまらない要素が2つも出てきてしまうということです。

 矯正方法としては、当然のことですが、肩のラインをターゲット方向に向けることです。それまで肩のラインが左に向いている場合、右肩が正しいポジションに来ると、自分が右を向いて構えている感じがして、球が右に飛び出すような気がしてしまうものですが、それは感覚と現実とのギャップ。実際は肩のラインをターゲットに向けた方がつかまる、ということを頭に入れておきましょう。

 練習法としては、クラブの真ん中辺りを右手で握り(逆手で持つ)、手を下ろしてクラブが地面と平行になるようにして、肩甲骨を背骨の方に寄せるような感じで、クラブを引っ張ってみて下さい。この時、誰かにクラブを押されても耐えられるくらいの力でクラブを持っていることも大事です。

 その感覚を忘れないようにし、右手でいつものように握り、両手でグリップして構えたら、右ヒジが自分の方に向くように調整しましょう。これで構えは完成です。

 その構えからバックスイングに入り、一度トップで止めてみましょう。トップでは右ヒジが真下を向いているかどうかをチェックします。右ヒジが真下を向いていれば、フェースの向きもスクエアか、ややクローズで収まるのでプッシュアウトのミスも減ります。

 さらにもう1つ、プッシュアウト解消のためのポイントを紹介しましょう。それは、トップで曲がった右ヒジを、伸ばさずにインパクトまで持ってくることです。右ヒジを曲げたままだと、フェースが開いて右に飛び出す感じがすると思いますが、クラブがインサイドから下りてくるので球がつかまります。

 プッシュアウトに悩んでいる人はこのように、アドレスでの右肩のポジション、トップでの右ヒジの向き、そしてインパクトゾーンでの右ヒジの形の3つをチェックしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #124」より(放送・見逃し配信中)

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