国内女子ツアーのVポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント（千葉県／紫カントリークラブ すみれコース）は、米ツアーを主戦場とする吉田優利が後続に9打差をつける通算13アンダーで圧勝。2023年のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ以来となるツアー通算4勝目を地元・千葉で飾った。

―独走での優勝

　今日はちょっと緊張していて、いつもの緊張とは違って気持ち悪い感じでした。昨日SNSを開いたら「吉田優利が勝つ！」、「これは負けない」というのを見てしまって。自分としては最終ラウンドにフォーカスを当てたかったので、SNSが雑念になると思って（開始前は）開けなかったです。

―過去3勝との違い

　アメリカを挟んでいるか、いないかです。ある程度、自分の中で色々とスイング、考え方、価値観が変わっています。今までの3勝は勢いだったり、恐いもの知らずだったりで優勝できた部分もあると思うので、今回の優勝は自分のイメージ通りのゴルフができての優勝でした。

―優勝できると思ったタイミング

　朝バーディ、バーディ（1番、2番）でスタートした時点で、「自分のゴルフをしてもいい日だな」と思いました。

―難関コースでの優勝は米ツアーでプラスになるか

　なって欲しいなと思っています。今週勝ちましたけど、今の私の気持ち的にはすでにアメリカへ向いています。優勝してすごく嬉しいですけど、リシャッフル、リランキングなど気にしないといけない立場なので、自分的には切り替えています。

―アメリカで学んだこと

　スイングどうこう、打ち方どうこうというよりは、今、自分ができるパフォーマンスの中でどうスコアメイクするかが一番の学びだと思います。

―今後に向けて

　正直まだ自分がアメリカで勝つという想像ができていないです。すごく上手い選手がたくさんいて、良いスコアで団子になりますから。そこをどんどん埋めつつタイミングを掴めたらいいですね。シードを獲りたいですし、1試合、1試合こなしていくうえで、戦い続けていきたいと思っています。

（写真：Getty Images）