国内女子ツアーのWe Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは14日、兵庫県の六甲国際GCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日トップの大山志保が、3日連続となる3アンダー69で回り、通算9アンダーで単独首位を堅守した。2打差の2位に昨季女王の上田桃子がつけ、通算5アンダー3位タイで横峯さくらとイム・ウナ（韓）が追っている。

　06年賞金女王の大山が第3ラウンドで上田から主役の座を奪った。通算6アンダーから出たこの日、1番でバーディを奪うなど序盤からバーディを重ねていく。しかし、9番パー4でグリーン周りのバンカーにつかまると、1打で出せずに痛恨のトリプルボギー。前半をイーブンパーで折り返す。ハーフターン後は再び安定したゴルフで4バーディ（1ボギー）を獲り、3アンダー69でホールアウト。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、復活を狙う元女王が今季初Vに王手をかけた。

　一方、5バーディ、3ボギーの2アンダー70と出入りの激しいゴルフを展開した上田は、通算7アンダーで単独の2位。「明日こそはちゃんとノーボギーで回れるように頑張りたい」と逆転勝利に闘志を燃やした。最終ラウンドは新旧女王対決に注目したい。

　その他、原江里菜、宋ボベ（韓）ら4人が通算4アンダー5位タイで並び、通算3アンダー9位タイに有村智恵他。現在賞金ランク1位の福嶋晃子は通算イーブンパーで、藤井かすみ、三塚優子らと共に22位タイに第3ラウンドを終了している。