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海外男子

復活? P.ハリントン奪首! タイガー4差8位タイ

2009年8月7日(金)午後0:59

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 今季絶不調のパドレイ・ハリントン(アイルランド)が好調な滑り出しを見せ、得意のコースで2週連続優勝を狙うタイガー・ウッズ(米)は可もなく不可もないラウンドに終始した。

 世界のトッププレーヤー80人がオハイオ州アクロンのファイアーストーンCCに終結し熱戦を繰り広げる米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待は、現地時間6日に戦いの火ぶたを切って落とした。タイガーが大会7勝目を狙い、フィル・ミケルソン(米)が6週間ぶりに試合に復帰するなど話題に事欠かない中、昨季メジャー2勝を挙げながら絶不調に喘いでいるハリントンがノーボギーの6アンダー64と爆発。後続に2打差をつけ、第1ラウンド単独トップに立った。

 4アンダー66の2位タイに日本でもお馴染みのプラヤド・マークセン(タイ)、スコット・バープランク(米)、ティム・クラーク(南ア)の3人が続き、タイガーは2アンダー68で回り、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ダニー・リー(ニュージーランド)らと並び8位タイからのスタート。またミケルソンはビジェイ・シン(フィジー)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)らとともにイーブンパー70、27位タイとやや出遅れた。

 今大会(冠スポンサーは変わったが、ファイアーストーンでのWGCイベント)過去10回出場で6勝と圧倒的な強さを誇るタイガーは、コースの隅々まで知り尽くしているため練習ラウンドは例年通りわずか9ホールで終了。しかし前週のビュイック・オープン優勝の勢いそのままスタートダッシュを見せてくれるかと思いきや「ずば抜けて良かったところは1つもない」と3バーディ、1ボギーの平凡な内容に自嘲気味。ティーショットが曲がりフェアウェイをとらえたのが5ホールと内容的には不安定。それでも前週の初日、首位と8打差の95位タイから大逆転Vを飾った男にとっては、4打差8位タイというポジションは決して悪くない。強豪揃いの得意な舞台で優勝を飾り、次週のメジャー最終戦に弾みをつけるつもりだ。

 また2位タイの好発進を切ったマークセンは「朝早い組で回れたので前半はコースのダメージもなく快調なゴルフが出来た」と出だしの3連続バーディで波に乗った。しかし後半はすでに多くのプレーヤーがグリーンを踏み荒らした後だったため「スパイクマークに蹴られて、4つくらいバーディを損した」と上がり2ホール連続ボギーを悔しがった。アジアの強豪が世界でどれだけ通用するのか? 残り3日間のマークセンの戦いにも注目だ。

 なお世界ランク3位のポール・ケイシー(英)は、肋骨の筋肉を痛め6ホール終了時点で棄権を表明している。



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