池田勇太が最新世界ランキングで43位へと順位を上げ、2年連続マスターズ出場へ大きく前進した。

　先週行われた国内男子ツアーのダンロップフェニックスで、賞金王争いをリードする金庚泰（韓）を振り切って今季4勝目を飾った池田が、米国時間22日発表の世界ランキングで55位から43位へと躍進。今年最後のランキングで50位以内に入れば来年のマスターズ出場権を獲得できるが、池田は安全圏に足を踏み入れた形になったと言える。今年初めて出場したマスターズでは29位に終わり、来年の出場権獲得にはいたらなかっただけに、リベンジをかけたオーガスタへの切符はどうしても手にしたいところだ。

　その他、世界ランクの上位陣は、1位リー・ウェストウッド（英）、2位タイガー・ウッズ（米）、3位マーティン・カイマー（独）、4位フィル・ミケルソン（米）に変動なし。ダンロップフェニックスで池田に敗れて2位に終わった金庚泰は、それでも10ランクアップして30位に浮上した。また、欧州ツアーのUBS香港オープンで優勝したイアン・ポルター（英）が3ランクアップの11位となっており、ポルターに敗れたマッテオ・マナッセロ（伊）も86位から62位へと躍進している。

　日本勢は、石川遼が先週までと同じ38位で、藤田寛之が1つ順位を上げて58位となった。